Quipper 日本オフィス(+ 海外オフィス勤務の日本人)で「チャット以上 Wiki 未満」な情報共有ツールとして二年ほど使ってきた Qiita::Team をやめて、 GitHub Issues に移行した。
Qiita::Team は日本人の間では活用されていたが、グローバル企業なので英語以外のみでの情報共有は好ましくなく、しかも Qiita::Team は個別に invite しないとアクセスできないので海外拠点のスタッフにとっては非常に閉鎖的な場だった。せめてアクセス可能にしようと plan をアップグレードし invite したものの、国際化対応が不十分だったりそもそも日本語の文章を翻訳して読もうというガッツもなかったりして、日本人以外には活用されなかった。 Quipper は外部サービスの導入にポジティブだが、使われていないものはスパッとやめるポリシーがあり、幽霊会員と化していたアカウントの処遇が問題だった。
一方で全社における英語版の情報共有ツールは、模索の結果 GitHub のプライベートリポジトリを一個作って Issues にアナウンスしたい内容を書く、という方法に落ち着き、これがまたちゃんとワークしていた。アカウント管理は GitHub の Organization / Team でできるし、コストも別サービスを契約するのに比べればだいぶ安上がりだし、 Markdown で書けて画像アップロードでき全文検索も可能など機能面でも不満はなく、さらに全スタッフがすでに使い慣れている。これだけメリットがありデメリットがないのだからもう日本人向けも GitHub でいいのでは、という案が出て、一週間くらいで移行した。
Qiita::Team は記事データをエクスポートできるので、解約前にこれまで書いた記事データを GitHub のほうにインポートしなおした。幸い本文は Markdown なので、記事ごとに .md ファイルを作って GitHub のリポジトリに push すればブラウザで読める。アップロードした画像は qiita-image-store.s3.amazonaws.com というホスト名の URL をもっており、解約時に削除されてしまうおそれがあったので、全てダウンロードして同じく GitHub リポジトリに push した(もちろん本文中の画像の URL は全て書き換える)さらに、記事やコメントの投稿者のアバターアイコンが実はけっこうでかいサイズの画像だったりして見栄えが悪いので、これも全部ダウンロードして 32x32 にリサイズした。
というようなことをやる Rakefile