@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

iPhone のストレージ容量がおかしくなった

Lightning - SDカードカメラリーダーでデジカメの写真を取り込もうとしたら「十分な空き容量がありません」というアラートが表示されて写真を取り込めなくなった。しかし iPhone のストレージ容量を調べると、 100GB 以上空きがあることになっている。いろいろ調べたところ、ぽつぽつ似たような例はあるようで、原因は不明だった。

iPhone の設定→一般→iPhoneストレージの表示 f:id:a666666:20200520012439p:plain

不思議なのは iPhone を Mac にケーブルで接続したときの様子で、最初はストレージをほぼ使い尽くしているように表示されていたが、一度同期を試みると iPhone 内から確認したのと同じような表示内容に変わる。以後、 iPhone を繋ぎ直しても、一瞬だけ「写真」の消費容量を示すオレンジ色のバーが長く表示された後に縮む現象が繰り返し起こった。 iPhone を再起動後に繋ぎ直すと、ストレージ容量をほぼ使い尽くしている表示に戻った。このことから、 iOS 側の統計情報がおかしくなっていそうと予想。

f:id:a666666:20200520012829p:plainf:id:a666666:20200520012845p:plain

iCloud 写真をオンにしているので全ての写真は iCloud にアップロードされており、 Web の iCloud からも写真がアップロードされていることは確認できる。納得いかないのは iCloud 写真の仕様で、 iPhone のストレージが足りなくなったら端末から写真が自動的に削除されて容量を確保するはず。であればストレージ容量を使い尽くすことはないはずだが、 SD カードから取り込んだ写真は自動削除の対象から漏れてしまうのだろうか?だとしたら一体どうすれば、クラウド上の写真を削除することなく、 iPhone のストレージ容量だけを減らせるのだろう。

とにかくこのままでは写真の取り込みはおろか写真撮影すらできなくなってしまうので、まずは一縷の望みをかけて iPhone の初期化と iCloud からの復元を試みる。それでもダメなら「写真」アプリからファイルを削除するしかない。こういう事態のために保険として Google フォトにも写真をバックアップしているので、全てバックアップされたことを確認し、デバイスからバックアップ済みのファイルを削除すればよいはずだ。とはいえ、写真を消すのは取り返しがつかないので、できればやりたくないが。