ミス 15 点と。「こんにちは、今日はどんな感じ?」ええ、いい調子ですよ。木曜は午前にミーティングが多い日で、他の曜日とはちょっと違うんです。なのでタスクの処理量でいうとちょっと生産的ではないこともあるけど、でも上司や同僚との会話、やり取りを楽しんでいますよ。「それは何より。私は今日はあなたが最後の生徒よ。まだお昼を食べてないからお腹がぺこぺこ!ご飯を食べたらジムへ行くわ。以前は一日に 15 レッスンしていたけど最近は 12 レッスンなの。遅い時間にジムへ行くと混むからね」などと話してレッスンへ。
Lesson 12 の Try から。の前に、内容のおさらい。ここもそれなりに時間を使いつつ。
Try 1, Chris のコミュニケーションスタイルは task-based というか professional というか。Emi への期待は高い。けどそれをちゃんと伝えてない。
Try 2, Emi のアプローチが Chris に効果的ではないのはなぜ?いくつか要因が考えられる、まず Chris はそういう会話を好きなタイプじゃないってこと、もう一つは、Chris はスタートアップの社長なので、会社の成功のためには彼の時間はとても貴重で、だから一分だって時間を無駄に過ごしたくないと思っているのかも。
Try 3, 男性は task-focused 女性は relationship-focused という意見に同意しますか?えーと、一般的にはそういう傾向がある、というのには同意。ただ、女性が task-focused ではないと言ってるわけじゃないよ、女性は仕事を終わらせることにも集中するし、同時に人間関係作りも同じくらい価値を置いてるってこと。一方男性は、人間関係作りに関心がない人も少なくないからね。というと「あなたは常にジェンダーに配慮して disclaimer をいうのが良いわね」とフィードバックをもらたので、ビズメイツのレッスン中は何を言っても安心だと理解してるし、会話を楽しんでいるけど、同時にこの時間は僕にとって現実の英会話の練習の場でもあるから、I'm not saying.. とか I don't mean.. みたいな言い回しも練習しておかないといざという時にすぐに言えない。だからレッスン中にそういうことをいうってのもあるんだよ。「でも、私とのレッスンでは disclaimer は不要だからね」ええ、わかっていますよ。なので、純粋に練習のために。
Try 4, 状況改善のためにお互いができることは?まず、正直に対話すべき。Chris は Emi の経歴と能力に敬意を払っていることと、しかし成果物が期待に届いてないことを伝え、改善のために Chris にできることはあるか尋ねる。Emi も、Chris からのフィードバックが必要だとはっきり伝える。自分だったらこんなふうに言うかな、これまで多くの重役と働いてきて、みんな仕事のスタイルが違った。ある人は紙のレポートによる報告を好むし、ある人はボイスメッセージで報告を聞くのを好む。あなたの役に立つ成果を出すためには、あなたの好みやスタイルを知る必要がある。そのために、フィードバックが必要なんです、と。「open minded が重要よね」そうですねえ、そういえば Try 1 へのコメントで「Chris のコミュニケーションスタイルは closed minded ね」とも言ってたな。
ここで残り三分弱、Act に進むには時間がないなと思い、ところで昨日他のトレーナーとこのトピックで興味深い議論をしたのだけど、この状況で Chris と Emi どちらがイニシアチブをとって打開すべきだと思う?と尋ねてみた。「私たちは同じ文化を共有してると思うけど、フィリピンでは年配者を敬うものだから、Emi のほうが敬意を示して Chris に尋ねるべきだと思うわ。もちろん Chris は Emi の働きかけに対してオープンに接しないといけない。Chris のコミュニケーションスタイルは dismissive だけど、それじゃあ Emi も困るわ」なるほどなー、おれはこれについて、被雇用者である Emi のほうが先に動くべきだと考えたけど、結論は同じでも理由が違ってて、確かに年上への敬意という観点もあるなと。これは聞いてみてよかった。というか、こういうトレーナー個人の人間性やビジネス経験に裏打ちされた意見、議論、意見交換こそがビズメイツの本来の強みなはずで、そういうのをうまく引き出せたといえるかな。
ここまででレッスン終了、次は Act から。気まずいシチュエーションのロールプレイが待っていて、気が重いなあ・・。