@kyanny's blog

創造性は記憶によるところが大きい - 黒澤明

【犯人は必ず現場に戻る現象】について

ふと思いついたのでメモ。

ネット上のコミュニティにもめごとはつきもので、そういうとき必ずといっていいほど出てくるセリフに「自分はもう二度とこの(掲示板|スレッド|日記)は読みません」というのがある。だいたい、もめごとの張本人が捨て台詞として使う。しかしこの約束は絶対に守られない。

去っていく人(去るといった人)にも人情があるので、どうしても「もうこねえよ宣言をした自分はどう思われているか」が気になってしまう。幸いネットでは、ただの ROM に徹すればほとんどの参加者には再び見ていることを知られずに済む。リアル世界では、部活の先輩ともめたら部室に行きづらかったりするけど、ネットではそういう心的障壁がないので「自分が話題にされてるかどうか知りたい」という弱い心を制するのは難しい。

これってミステリーとかでいわれるような「犯人は必ず現場に戻る」と行動パターンが同じだなあと思った。どちらも、自分が深く関わったもののその後が気になってしまうという人情の表れだ。*1

これってたぶんネット上のほぼあらゆるもめごとに適用できて、 99% は当てはまると思うけど、なんでそこまで自信満々なのかといえば、自分自身が2ちゃんねるやらその他やらをずっとやってきて、捨て台詞を吐く側にも吐かれる側にもなったことがあるから。「もうこねえよ」と書き込んで三日もたたずに我慢できなくなってアクセスしてしまったことがあるし、もめた人が去ってしばらくすると妙に雰囲気の悪い名無しさんがやってきて、その人ともめていた人にやたらつっかかるのを見たこともある。

なので、ネットバトルをやってたりネットウォッチをやってる人は、出来る限り「もう読みません」宣言はしないように気をつけたほうがいい。絶対に守れないから。そして「もう読みません宣言」をウォッチ対象がしたら、それは逆に相手が辛抱しきれなくなっている印なので、よりいっそう周辺を注意深くウォッチしたほうがいい。ちょっと気をつけていればすぐわかるような自作自演を見つけることができるかもしれない。

*1:ミステリ詳しくないので間違ってたら突っ込みお願いします