@kyanny's blog

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30歳を手前にしての悩み

金曜日は会社の新人歓迎会、土曜日は知人のクリスマスパーティーでした。そうそう頻繁にパーティーだの飲み会だのがあるわけじゃないけど、最近はネットの話題にはずいぶん疎くなってしまって、使い方があってるかどうかよくわからないけどいわゆる「リア充」な生活を送っているんだと思います。

生活が充実しているのは結構なことだと思うのだけど、それに比例して悩みやら不安も大きくなってきている。短い目で見れば今の仕事のこと、もうちょっと長い目で見ればやっぱり将来の仕事のこと。

僕はプログラマとして会社に勤めて給料をもらって(労働法によれば賃金という言い方が正しいらしい)生計をたてているわけだけど、世の中にはすごいプログラマはたくさんいて、僕が例えば今日から30歳の誕生日まで約二年間人生のすべてをプログラマとしての技術向上のみに費やしてもたぶん、追いつかないくらい遠くにいる人はやっぱり数え切れないくらいいるだろう。もともとできるほうじゃなかったのに、 100% を費やせないなら差が縮まるわけなんてない。けど、 100% なんて現実にはとてもできることじゃない。自分がこの先何年かでどの程度成長するかを正しく見積もることはできないだろうけど、だいたいの範囲は予想できて、その予想通りではたぶん世間でいう「負け組」になってしまうんだろうな、なんてことをイメージしてしまうと暗い気持ちになる。

プログラマは世間では専門職とみられている。実際やっていることがどの程度専門的な領域かどうかはともかくとして。専門職ならばその能力が第一に評価されるってのはよくわかる。わかるからこそ、その能力では遅かれ早かれ自分は勝負に負けるんじゃないかと思うと、すごく不安になってしまう。いつ、どういう風に「負け」が決まるのかはわからない。リストラされて職を失うってこともあるかもしれないし、畑違いの仕事に就くのかもしれない。他にもいろいろ考える。どれも現実的だとは言い難い。 30 歳までにその想像のどれか一つでも現実のものとなるとは思えないけど、そういうことを想像してしまうってこと自体に、辛いものを感じてしまう。

そんなことを、 1981s の感想エントリを読んで思いました。いいなあ、みんな輝いている。まぶしすぎて、見ていると自分が惨めで辛くなってくる。