歴代総理の通信簿 間違いだらけの首相選び (PHP新書) という本をコンビニで見つけたので購入。福田総理が誕生したときに「親子二代で総理になった」というので、では親父はどんな総理大臣だったんだろうとちょっと気になっていたんですが、他と比較して業績のエッセンスだけ読めるのは気楽かなと思って買ってみました。
名前を知ってる人の項だけ拾い読みしているんですが、なかなか思い切った切り口で書いてあって面白いです。福田赳夫元首相の評価は五段階の B で、任期は短いが優秀な人物だったとなかなかの高評価でした。ちなみに歴代最高の首相は初代の伊藤博文を例外とすると原敬で「首相に必要とされる見識、決断力、政治力など全てを兼ね備えていた」とべた褒め。逆に歴代最低は対中関係を悪化させた大隈重信、太平洋戦争終結を遅らせ被害を広げた東条英機、あと近衛文麿でした。小泉純一郎、田中角栄、中曽根康弘などの有名人は全般にあんまりいい評価ではなく、「人気や人物像ではなく任期中の実績のみで評価する」といううたい文句はそれなりに一貫しているようでした。
- 作者: 八幡和郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/08/17
- メディア: 新書
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