@kyanny's blog

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2分でわかる Tamper Data の使い方

Firefox で HTTP ヘッダを扱う拡張機能としては LiveHTTPHeaders が有名だが、 Tamper Data はリクエストごとにヘッダをカスタマイズできる(偽装とか)点で、ウェブアプリケーションのデバッグ時により役に立つ。でもぐぐってもあんまり情報がなくていまいち使い方がわからなかったのだけど、最近なんとなくわかってきたので書いておく。大ざっぱだけどスクリーンキャプチャ画像つき。

Tamper Data のウィンドウを開いて左上の Start Tamper を押す。これを押さないと有効にならない。押したら Firefox のメインウィンドウに戻ってデバッグしたい URL へアクセスする。

ダイアログがでてなんか聞かれる。 Submit でリクエストを送信する(これ押さない限りはリクエストを送らない。何かしらボタン押すのを待ち続ける)。 Abort Request を押すとこの URL へのリクエストを送らないで次のリクエストの処理にうつる(たとえば favicon.ico とか css とか画像とか)。 Tamper を押すと別のウィンドウが出る。

このウィンドウでヘッダのカスタマイズをする。二分割されたウィンドウの左側に、これから送ろうとしてるリクエストヘッダが出ている。 Host: とか。それの上で右クリックするといろいろメニューが出る。 Delete とかできる。空白部分で右クリック(すでにあるヘッダの上でも可)して Add とかすると新しくヘッダを足せる。ファイルに X-Forwarded-For: XXX.XXX.XXX.XXX,YYY.YYY.YYY.YYY とか書いておいてそれを指定したりできる。 OK 押すとさっきのダイアログに戻る。

Continue Tampering? のチェックを外すと以降のリクエストに対してはこのダイアログを表示しない。たとえば http://d.hatena.ne.jp/a666666 へ Tamper して最初のリクエストだけ何かいじって、あとの画像とか css へのたくさんのリクエストはいちいち Submit を何度も押すのは面倒くさいので全部スキップ、とかのために使う。

HTTP ヘッダの監視用には HTTPFox っていう拡張機能も情報量が多くて良いと思う。