@kyanny's blog

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vvo/gifify

開発した機能や修正したバグのデモとしてアニメGIFを Pull Request や Issue に貼り付けるのをよくやる。いくつかのやり方を試して、今は QuickTime Player の画面収録で動画を撮影しアニメGIFに変換するのに落ち着いた。尺を気にしなくていいのとマウスクリックを表示できるのが良い点。動画撮影だと思うとこころなしか撮り直しも気楽。画質が悪かったり変換に時間がかかったりするのは良くない。

Gifted というアプリを愛用しているが、こいつは出来が荒いし早送りっぽくなってしまうので細かい操作のデモには向かない。長くて複雑なものはアニメGIFにしてもループし始めるともう意味がわからなくなるので諦めて Google Drive にアップロードした動画の URL を貼っている。

荒いアニメGIFと綺麗な動画の中間くらいがあるといいなと思って、数日前に GitHub で Trending になっていた vvo/gifify を試してみた。画質は良いが変換がとても遅い。それなりに綺麗なものを見せたいが動画ではダメという場合にいいかもしれない。

インストールは少し手間だった。 gifify 本体は npm install で済むが、 giflossy というのに依存していてこいつは手作業で入れなければならない。 ./bootstrap.sh && ./configure && make && make install で入る。 giflossy のオリジナル版らしい gifsicle は brew install で入るが、それでは gifify は動かない。残念。


余談。 giflossy のリポジトリを眺めていたら最終更新日が 17 years ago というのがあって目を疑った。 gifsicle のリポジトリにも 17 years ago がある。おそらく gifsicle が古くからバージョン管理下で開発されてきて、昔作られたまま変更されていないファイルなのだろう。

17 年前に作られたファイル。そのとき自分は 17 歳だった。半生と等しい時間を生きたソフトウェアがこんなところにもあった。