2020年の12月?ぶりに胃カメラをやった。前回が確か初めて点滴の麻酔も使ってだいぶ楽だった記憶があり、思い出が上向きに補正されて前日までの憂鬱さはほとんどなかった。大腸小腸内視鏡と違い前日の食事制限や検査前の準備が大変でないのも良い。検査前に喉の麻酔(キシロカインゼリー)をしたときも、鼻詰まりがひどくなかったおかげでかなり冷静に我慢してやれた。なんとなく点滴麻酔無しでいきそうな気配を感じたので確認するとやはり「原則無い、麻酔する場合は医師に相談」というので負けじと食い下がり、「ぜひ相談してくれ、とても苦手なので、前回も麻酔使ったはずだ」と。すると通って、時間は大丈夫か(麻酔を使うと一時間ほど病院で横になってから帰宅する必要がある)と確認のち、無事に点滴麻酔ありで胃カメラに臨めた。麻酔が入るとき腕に痛みだか冷たさだかを感じますよと言われ、よく聞き取れなかったが、けっこうな痛みと冷えを感じて驚いた。前回こんなの感じたか記憶になかった。検査中は麻酔のおかげだろう、反射で吐きそうになるのが相当おさまって、十五分?程度の検査中、二、三回軽く出たくらいで、げっぷもほとんど出なかった。麻酔なしでやってたときは十秒に一度くらいのペースで延々ゲーゲーと大きな音で吐き気をもよおしていたので、天と地ほどの差だ。辛くなかったわけではないが、だいぶ朦朧としてる間に検査は終わり、検査後に軽く聞いた結果は「問題なし、ヘルニア(食道から胃につながる穴が広がっている)が年齢の割に大きいくらい」と。それは20年前からずっとだ。車椅子に乗って処置室のベッドに横になり、イヤホンつけて適当な YouTube 動画の音声を流してるうちに早起きで寝不足だったことからくる眠気でウトウトして、意識があるのかないのかというまま一時間経っていた。まだ眠かったが麻酔の影響はなくなっており頭や脚のふらつきもなく、普通にその後の手続きなどを済ませて帰宅した。