Twitter で「外資大手 IT 企業勤務の高給アピール」なプロフィールで金の話ばかりしてるような奴はクソだなあと思う。そういうのに限って GAFAM 勤務とか曖昧にしていて所属を明らかにしない。ソフトウェアエンジニアを名乗る輩の中にもそういうのがいるようだ。違う職種でならよく聞く話なのかと思っていたら。
自分も外資勤めのはしくれになったわけだが、会社の看板を自分の人気や評価と混同して、その知名度を利用してせこく小遣い稼ぎしようなどという根性はろくでもない。日本でも昔から、一部上場の有名企業に就職した奴が勘違いして〜、という話は枚挙にいとまがなく、最近日本企業は全体的に元気がないのでなりを潜めているところがあるのか、そのぶん外資で同じことをする奴らが目立ってきたのだろう。
所属を明かしつつも所属企業の知名度なんて鼻にかけず意にも介さず普通に振る舞っている人たちこそ本物だと思う。彼らにとってそれはもはや取り立てて誇ったり自慢したりするようなものではなくなっていて、当たり前の日常と人生の一部になっている。彼らは違うステージにいると感じる。おれはまだまだその境地には達していない。まだ目指すべき「上」があると感じられるのは、良いことだ。
Twitter でバズるのはもちろん嬉しい*1。しかしバズりは自分を見失う危険なもので、だから滅多なことではバズったりせず自分のペースを維持できるブログがおれにはあっている。自分のペースを乱されず書ける、のみならずブログを書くことがペースメーカーになってくれる。
無題(■)がそれをやりやすくしてくれる。タイトルが■だけの記事は内容を読まないと意味不明なので拡散されづらい。なおかつ、内容もまとまってないことが多いので*2わざわざ読む人も少ない。自分で■とか無題とか毎回書くこともできるけど、その一手間の有無が投稿しやすさのハードルを思った以上に上げ下げする。Nクリックを1クリックにすると商売になり、0クリックにすると革命になる、のだ。
http://www.otsune.com/diary/2008/09/11/1.html#200809111
先日公開された記事はそれなりにバズり、おおむね好評のようで嬉しい限りだが、あれははてながおれにくれたプレゼント*3であり、バズりは「プレゼントをもらえておめでとう」という村民+αからの御祝儀だろう。そもそもウケそうなタイトルを考えた媒体側の人々のセンスと、なんといっても勤務先の社名が想定読者層に高い認知度を誇っているはずで、それらの結果だ。なので調子に乗らず、これを利用して何かせこいことをしてやろうなどと邪なことを考えず、今日も明日も明後日も十年後も■を増やしていくんだ。