同僚が発表するのと、PLAID 社のカスタマーサポートが対応する問い合わせチケットもGithubのissueを使っています。
というのが気になってオンライン視聴した。来週の RubyKaigi の予行演習(自宅で座ってオンラインストリーミングの発表を聴き続ける練習)も兼ねた。
発表① How GitHub uses GitHub
Codespaces は最近個人開発でよく使うようになったがカスタマイズの類は一切手を出してないのでポインタとしてよかった。
GitHub Flow が「マージ前にデプロイ」なのは面食らった、という話はGitHub flow では Pull Request をマージする前に production デプロイする - @kyanny's blogで書いた。
発表② Release Flow Automation
プレゼン資料?が vercel.app にデプロイされてるのがなんかかっこいい。が、はてなブログに貼り付けると embed できないのか。リリースや QA の実施ごとに Discussions や Projects を新しく作るというのは、区切りができて良い管理方法かもしれないとイメージできた。Projects のレーン(列)どうなってるんだろう。Issues コメントを Chatops の代わりに使うのは IssueOps といってすでにある程度認知されているものらしい。
まさにIssueOpsの実践例っていう発表でとても参考になる。 #tech_stand
— 田中裕一(Yuichi Tanaka) (@yuichielectric) 2022年8月31日
ChatOps (Slack など) よりも履歴を追いやすそう(Issues/Pull Requests の URL/ID と紐づくので)。リリースノートの自動生成は Automatically generated release notes - GitHub Docs とかでは代用できないだろうか。
発表③ 脱オンプレGitHub!クラウド移行促進のための取り組み
docswell っていう資料共有サービス、初めて見た。運営元のアプルーシッドという会社も初めて見た。アップルシード?と思ったら関係なくて、由来も全然違った。資料の文字数に対してプレゼンのペースが早くてちょっとついていけなかった。actions-runner-controller ではなく philips-labs の terraform-aws-github-runner 使う方を採用してる事例を初めて見たかもしれない。github-billing-reporter はとてもいい、特に kintone (自社サービス)と組み合わせてドッグフーディングしてるところが良い。Actions の利用規約については恥ずかしながら把握してなかった。
発表④ GitHub上で構築するコードメトリクス計測基盤
さすが k1LoW さん、ダントツでレベルが高い内容だった。GitHub - k1LoW/octocov: octocov is a toolkit for collecting code metrics (code coverage, code to test ratio and test execution time). の多機能さもすごいし、Upload artifact API の deep dive もスキルと執念がすごい。Four Keys というのは初めて知った。DevOps 関連は Google 発が多い。GITHUB_TOKEN の権限がリポジトリ単位に制限されてるのは意図的な設計なので(リポジトリ間のアクセスを検討する参照)、単純に権限を拡張する方向でのアップデートはあまり期待できないんじゃないかなあ(裏は取ってない)。Twitter で誰かが書いてたように OIDC みたいな仕組みに乗っかってリポジトリ間の信頼関係を定義する方向はアリな気がする。
発表⑤ Githubに集約する組織運営
スタンディングデスク代わりの木箱ひどいw 中空ですごく不安定そうに見えた。でもああいうのやっちゃうノリの楽しさは理解できる。サポートチケットを GitHub Issues に集約するのをどうやってるのかは仕事柄とても関心があったが、自社製品なので連携機能をつけ放題というのは盲点(想像の斜め上)だった。知ってみれば単純な連携方法だが、相互リンクできるお陰でイシューのクローズがチャットサポートに自動コメントされるとか痒いところに手が届いてそうで羨ましい(今の仕事ではそういうのを Zendesk に手作業でコメントしてる)。issit(イシット)- Issueを作成するSlackアプリ はどこかで見かけていいアイデアだなと思った。
この手の技術イベントから足が遠のいて久しいが、オンライン開催が当たり前になったこともあり、開催を知るためにもう少しアンテナを張れば参加ハードルは大幅に下がる。こういうイベントの感想ブログを書くのも久しぶりな気がする。引っ越したらいよいよオンライン参加が前提になるので、自分を慣らしていきたい。