仕事で Grafana のグラフを読む機会がそこそこあり（ダッシュボードやグラフを作ることはなく、すでにあるものを読んでトラブルシュートの助けとするだけ）、基礎から応用・発展までなんでもいいから使い方について学びたいと思って、日本語で唯一見つかった Grafana の本っぽかったので読んでみた。
「技術の泉シリーズ」は SAML入門 - @kyanny's blog が良かったので期待値高めだったけど、今回はイマイチだった。啓蒙的な話とかあまりに基本的すぎる話も多かったし、具体的な話は逆にスコープが狭すぎて参考にならなかった。複数の著者がバラバラに書いた記事をただ一冊の本にまとめました、という感じで、章立てにも粒度みたいなものにも統一感がなかった。文章も、人によっては不思議と読みにくかったり、校正・推敲不足を感じる箇所もそこそこあった。これならブログ記事とかでもっと質が良くて内容も充実しているものが探せばたくさんありそうだなあと思った。
