ようやく買った。飯食ったあとの休憩時間でちょろっと読めてしまう現状に不満。「もっと読みたくなるからあとで」という気にならない。
- げんしけん
- やはりくっついた。ついにくっついた。扉のシーンで超ノリノリな荻上が面白かった。ノリノリというかやる気満々というか。
- 実際問題、「気になるあの子が (やおい|BL) 好きで、俺をモデルに漫画を描いていた」というシチュエーションに遭遇したとき、男子はどう反応するものなんだろうか。実は結構耐性が高くて、荻上みたいな悩みはありえないのでは?「童貞とかマジありえないよねー」という無形の声に怯える童貞、のような。
- 作中で童貞宣告をうけている笹原が、いかにあれだけ漫画的なシチュエーションであろうとも「ちゃんとそういう流れになだれ込めた」ことに激しい違和感。強気攻めだからとか言ってる余裕はねえはずだろう。
- 木尾士目氏は「五年生」で割とよくできたサークルクラッシャー描写*1をしているので、この流れをさらに進めてそこまで踏み込めばあるいはもっと面白く・・・と思ったが、げんしけんの世界は余りに閉じすぎているので無理だ。
- 生生しい世界を描けないわけではない。「もうあんなのはこりごりだ」と理想の世界を追求したのがげんしけんなのか。
- おおきく振りかぶって
- インターバル。
- 三橋の卑屈さをここまで徹底して描くのはひぐちアサ氏が相当卑屈だからではないかという説
- 三橋が卑屈になってしまう根本の部分(心のうち、本音として描かれている)に、卑屈でないチームメイトは全然気づかず、自信家ほどみててムカついてしまう、という構図がそもそも思いっきり卑屈だ。
その他特記事項として、四季賞選考作品集がついていた。ぱらぱらめくっただけだが本誌より面白そうに見えた。これを最初からやっておいてくれよ・・・。プロのクオリティと見比べるとやはり見劣りはする。素人目にも技術不足が感じられる。しかしそんなものは些細なことで、「この漫画は俺の漫画なんだ!!!」みたいなエネルギーがあふれていればその漫画は読むに値する、ので、そういう漫画をどんどん読みたい。
読んだ。四季大賞の「トラベラー」は、ありがちなタイムスリップものかよと思ってたらちょっと珍しい設定だった。普通タイムスリップした先の世界にも自分がいて、会うとまずいことになったりするが、このお話では二つの時間で主人公は自分ひとりしかいない。まあ珍しいといっても俺が知らないだけで散々使い古されているに決まっているが。
あと、裏表紙の広告が萌えフィギュアの通販ので面食らった。完全にそういう層が読者なんだなあ今って。
*1:サークルではなくゼミの先輩後輩のドロドロ話だった