あけましておめでとうございます。
昨年の「刺身☆ブーメランのはてなダイアリー」を思い返すと、「非モテ・キミキス・モーニング」の三本柱だったなあと。音読するとなかなかテンポがいい。というわけで今年最初の更新も漫画の話です。
げんしけん九巻。完結。同人誌つきではなく通常版のほうをとりあえず。
読んでみて、いやー、切ねー。斑目切ねー。こうして単行本におさまってみると、第五十三話「告白」から第五十四話「いつでも夢を」、そして最終話「げんしけん」までの流れにおいて、まさに「最後にこれだけは決着をつけなければ」というエピソードが斑目の片思い。切ねー。「いつでも夢を」なんて映画のエンドロールみたいなことしかやってないし。そんで「げんしけん」がエピローグなんだとしたら、事実上げんしけんという物語の最後の話は斑目の片思い。しかも結局言えず。切ねー。斑目がグダグダ考えてる、あのモノローグのひとつひとつがグサグサと胸に突き刺さる。そして巻末書き下ろしの「恋と妄想の追い出しコンパ」がまたすごい。切ねー。もう斑目の言動にいちいち首がもげるくらい強くうなずいてしまう。感情移入なんてもんじゃない。シンクロ率400%くらいいってる気がする。まるで自分が劇中にいるかのような臨場感。
はー。ため息しか出ない。