今日「パソコンとかプログラムをはじめて何年くらい経つ?」という話をしていて、自分を振り返ってみたらパソコンをさわり出して六七年、プログラムをやりだして五年くらいでした。で、専門教育を一切受けずにゼロからプログラムをやりだして五年で今くらいまできたというのは、自慢できるほど早くはないけど恥じるほど遅くもない、まぁまぁ平凡な成長速度ではないかなぁと思いました。ブログを読んだりしていると、とびっきり成長速度の早い人たちばかりが目についてついつい悲観的になり自信を喪失する毎日ですが、自分が積み上げてきたものだってそれなりではあるよなあ、と、たまに自己肯定してやるのも心の平穏のためには悪くないかなと思いました。
去年の後半くらいからだんだん、「そろそろウェブのプログラムばっかりやってるんじゃダメだな、もっと根っこの部分のことが分かりたいよな」と思っています。思っているだけで行動に移せてないのがダメなんですが、とっかかりがなくてなかなか壁をこえられません。自分が Perl を覚えていったときのことを思い出すと、本を買ってきて「お勉強」してもまったく身につかなくて、 CGI をいじる必要があったから、ぐちゃぐちゃだけどとりあえず動いてるソースを読んだり改造したりして徐々に覚えていったので、例えば C 言語なんかにしてもそういう必然性がないと身につかないんだよなあ、とまでは頭でわかるのですが、じゃあ必然性をどうつくろうか、というところでふさがってしまいます。
去年の秋ごろは、 Apache か MySQL のソースコードを読みたくて httpd.c を頭から読んでみたけど int main () が何個もあって「一個しかないはずじゃないのか」と困ってしまって頓挫、昨日はコマンドラインからクリップボードを操作するプログラムをどうにかしたかったけどそれとあんまり関係ないところで頓挫、今日は「ブラウザ作りたいなあ。ブラウザっていうかレンダリングエンジンを作ってみたい。どういう仕組みで動いてるのか興味あるなぁ。」と前からぼんやり思っていたことを思い出したけど何をどうすればそんなものが作れるのかさっぱりわかないな、といつもの行き止まりにぶちあたって頓挫、したところで寝ます。今週は no pc day にしなかったなぁ。ああ、あと Gentoo Linux のメンテナになりたいです。メンテナってかっこいいと思います。 Gentoo はユーザーになって普通に使い始めるまでのハードルが高いのでそこから開発者になるハードルは普通のディストリビューションよりも低いんじゃないかと勝手に予想しているんですが、そうはいってもメンテナなんてどうすりゃなれるのかさっぱりです。