今年の九月に、それまで仕事でもプライベートでも使っていた Kunbunt 7.04 から Gentoo Linux にスイッチしました。 (ライブドアブログ(livedoor Blog)| 読みたいブログが見つかる (本文は読めません、すいません))
Kubuntu を使い始めたのが確か去年の四月か五月くらいだったので、 Linux をラップトップにいれてデスクトップ用途で使い始めて一年弱、 Gentoo をメインで使い始めて半年たちました。
半年たって、 Gentoo 使ってみて一番よかったなと思うことは、 Linux カーネルのコンパイルを自分でもできるようになったことです。単に make menuconfig の使い方とか、 Gentoo の流儀でのカーネルイメージを /boot/ 以下にコピーする、とかそういうことが出きるようになっただけで、何もすごいことを会得したわけではないのですが、出きるようになるまでは「カーネルのコンパイルをするなんてよっぽどすごいことだ、自分にはとてもできない」と思っていたわけで、 Gentoo を使おうと決心した最大の理由が、 Linux というオペレーティングシステムについてもっと勉強したいと思っていたから、あえて普段使いするには色々と障害がありそうな手強いディストリビューションに挑戦した、というわけなので、目論見どおりといったところでした。
しかし最近 FreeBSD いいな、次は FreeBSD を使ってみたいな、という気持ちが盛り上がってきました。当然ラップトップに入れて普段使いするつもりで、です。なんでかというと、まず僕のレベルが低すぎて別に Linux じゃなくても PC-UNIX のどれかであれば十分勉強になります。そして Linux ならば Ubuntu とかのほうが使いやすい。それでも Gentoo に魅力を感じるのは ebuild を読んだりいじったりしてシステムを自由に操れる(その気とスキルがあれば)透明感があるからなのですが、しかし portage を使っているとだんだん「これ ports でいいんじゃね?」という気になってくる。そして世の中 FreeBSD が動いているサーバは多数あれど、 Gentoo Linux が動いてるサーバはあんまりない。どうせ FreeBSD をラップトップに入れても今と同じかそれ以上に苦労するんでしょうが、苦労が道楽だと思っているならいっそもっと深みにはまってしまおうか、と、考えています。
ちなみに、「俺はこういう風に、デスクトップで使うためのノウハウとか、 X がどうたらいう仕組みとか、そういうのをもっと知りたいんだよ」と id:hideden に語るといつも、「それはただの雑学で役に立たないぞw」と突っ込まれます。でも、そういうのを知りつつパソコンをいじるのが好きでやっているんだから、仕方ないってものですね。