@kyanny's blog

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「新しいプログラム言語を学ぶ」というとき、どこまでやれば「学んだ」と言えるのだろうか

「達人プログラマー」という有名な本に、「毎年少なくとも一つの言語を学習するとよい」と書いてあるそうです。

http://d.hatena.ne.jp/kazu-yamamoto/20080902/1220323632

ここで、「ではどこまで勉強すれば、ある言語を学んだと言えるのだろうか?」という疑問がわいてきました。いったい、どこまでやればいいんだろう?

自分が慣れ親しんだプログラム言語なら、だいたいここらへんまでを押さえておけばふつうに使う分には困らないだろう、というボーダーラインが引けます。新しく学ぶプログラム言語については何も知らないので、ボーダーラインがどこらへんに引けるのかもわかりません。てことは、自分なりに線引きが出来るくらい理解するまでは「学んだ」とは言えない、ということなのかな。そういうもんなんでしょうか。皆さんはどうですか?

今年僕が、学んだかどうかはともかく学ぼうとして手を出したプログラム言語は、覚えている範囲だと Python, Gauche くらいです。入門書を買って読み、本に載っているような短いプログラムを書いて動かしたりしました。 Python のほうはごくごくベーシックな部分はなんとなく覚えたような気がします。リスト内包表記とか、難しそうなのは読んだけど忘れちゃった。 Gauche はさっぱりでした。本が全然読めない。 Gauche で「実際に動かして何か仕事をさせるプログラム」を書くということがイメージできなくて、いざ何かプログラムを書いてみようとすると手が動かず、書かないので覚えられない、悪循環ばかり。進歩したことといえば、括弧が怖くなくなったことくらいです(でもそれは Gauche のおかげというよりは「セルの海 マクロの空」のおかげ)。