@kyanny's blog

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Ficia 使ってみた (iPhoto 同期がかなり良い)

http://kyanny.pst.ficia.com/m/knxQPo6j3hGU_N8RhzBp6g.jpg
http://ficia.com/

yapc で yappo さんが ficia は kumofs が(検閲されました)なので(検閲されました)だと言ってたので興味がでて、 Ficia を使ってみた。まだクローズドらしいけどメアド登録したら一日か二日か三日で本登録案内のメールがきた。

ユーザーインターフェースがとても親切で、パソコンわかんない層にリーチするように考えてるんだろうなーとか思ったりした。でもそれよりも何よりも、使ってみたいと思った一番の理由は、「iPhoto と同期できる」こと。ホントにできんのか? MobileMe ですらできてないのに?(iPhoto'09 ではもしかしたらできてるんだろうか。俺は iPhoto'08 を使ってる)同期できたら素晴らしいね、ということで早速試してみた。

ホントに同期できた!これ超便利。インストールすると勝手にログイン項目の自動起動にも追加されるしメニューバー?にも錦鯉のアイコンが出てくる。アカウント設定して同期を開始するともりもり写真をアップロードしてくれる(当然バックグラウンドで寡黙に)。

アップロードは俺の場合、 7000 枚の写真を一晩ではアップロードしきれなかったくらい。ケーブルテレビ回線で上りが遅いせいだと思う。光の人とかはもっと早いはず。途中で同期をキャンセルしても、すでにアップロード済みの分はスキップしてくれるので、すでに大量の写真がライブラリに入ってても毎晩少しずつアップロード、とかもできる。ただ、完全なレジュームではないようで、例えば 2000 枚アップロード済みの状態で再びアップロードを開始すると、カウンタは 0 からはじまる。数字がすごいスピードでカウントアップされていって、追いついたらゆっくりになる感じ。

Flickr みたいな写真共有サービスとはコンセプトが違うようなので(保存のためのストレージで、共有して公開もできるよ)、そういうサービスから乗り換えるような性質のものではないのかな。というか、共存できるし、したほうが良い。 Flickr とかにバンバン写真をアップロードするような人はきっと写真が大好きだろうから、自分の撮った写真は無くしたくないはず。 Time Machine とか、外部メディアにコピーするとか、バックアップしてる人も多いだろううけど、全自動でネット上にもコピーを置いておけるってのはとっても楽ちん。

値段も手頃じゃないかなー。ざっくり 10GB ごとに 315 円と考えておけばいいんだろうけど、年間 3780 円。倍でも 7560 円。バックアップ用に外付けの HDD 買ってきたら、なんのかんのいって一万円くらいはする。ディスクはいつ壊れるかわからないし、これは俺だけかもしれないけど、自分でデータの補完に責任を持つのって結構プレッシャーがあるというか、ミスで簡単に無くしてしまいそうで怖い。用心して毎年 HDD を買い換えるのよりは安いな、と考えれば、保守の手間をかけずに、自宅よりもずっと信頼できる環境で補完しておいてもらえるのは、かなりお得じゃないかな。

なんといっても、お金は使ってもまた稼いで増やせるけど、昔撮った写真はもう二度と撮り直せないから。

まぁ、バックアップ云々の話は後付の理由で(お金を払うだけの価値があるから払うんですよ、という自分自身への言い訳?)、「iPhoto と同期(自動で)」、これがもう何よりも一番良い点だと思う。 MobileMe のギャラリーとかでもやればできたけど、アルバム作って公開設定にして、とか、少し手順が増えただけでもう面倒くさくなってしまって、やらなくなっちゃう。そしてデータが消えて後悔するハメに・・・。そういうことを未然に防ぐためにも、これは使える。

今後こうなったらもっと使いやすくなるなぁと思う点としては、レジューム。二度目の同期からは、新しいファイルだけ同期して欲しい。さすがに何千枚も写真があると、スキップするとはいえ何分も待つことになる。ちょっと複雑になっちゃうかもしれないけど、「全部同期しなおす」メニューがあって使い分けられてもいいんじゃないかな。それと、自分で同期開始を選ばなくても勝手にやってくれるんだと思うけど、どのタイミングで同期が走るのかがちょっとよくわからなかったので、 MobileMe や Time Machine みたいに「最後の同期は何時何分でした。次は何時何分に同期します。」とか出てると安心できそう。