@kyanny's blog

事実上すべての広告に見られる一貫したテーマとは、消費者の劣等性である - W・B・キイ「メディア・レイプ」

検索におけるセンスと学習

おれの妻はおれに比べて検索が上手だ。特にキーワードの選び方に驚かされる。この前は、妻の実家の猫の写真を手に入れるために "kyanny <猫の名前>" というキーワードでぐぐっていた。おれがロケタッチで猫にタッチしていた(写真つきで!)のを思い出したから、らしい。もしおれなら携帯電話とデジタルカメラとパソコンの写真を何十分も目視して探しただろう。あるいは、ロケタッチに投稿した写真を使うことを思いついたとしても、自分のアカウントの投稿履歴をたどっていっただろう。

このような検索キーワード選定の差はどこからくるのか。頭の回転のはやさ検索におけるセンスの差なのだと思う。こういうのは学習によって身につけるのは難しい。学習は、キーワードを増やして絞り込む過程を短縮するのに効果があるが、まずビッグワードでの検索結果をみてから余分なものを減らすためにキーワードを追加するというアプローチに変わりはない。単刀直入なキーワードを思いつく能力は磨けない。さしずめ「脳内 I'm Feeling Lucky」といったところか。

検索エンジンはいまのところ絞り込みタイプでも十分効率よく検索できるようになっているが、そのうち単刀直入タイプのほうがずっとヒット率が高くなる、というかすでにそうなっている気がする。 Google であれば「もしかして」や類似・関連検索がそれだ。自分の脳はもはやオールドタイプなのかもしれない。近い将来、オールドタイプな脳みそでは満足に検索すら行えないような世の中になってしまいそうな気がして危機感をおぼえた。