昔から、仕事上のコミュニケーションの中で偶発的に生まれるオモロイやり取りをどうにか記憶に留めておけないか、ということを考えていて、画面キャプチャを撮っては #random-ja チャンネルに投稿するなどして自分の中のオモローを共有することで想い出を残すなどしてきたのだが、「肴にするのは微妙なラインのやつもある」「ログが流れてしまうと探せなくなる」「そもそもオモロイやり取りがあったことを忘れる」などの問題があった。
ところがつい先日大きなブレイクスルーがあり、「そうだ、 Evernote 使おう」というアイデアを実践したところ、かなりよさげなので是非紹介したい。
やり方は、
- オモロイやり取りのスクリーンショットを撮る
- Evernote に保存する
- 最も印象に残るフレーズで Evernote のノートを検索し、検索クエリを保存する
これだけ。 3. のステップがブレイクスルーで、「保存した検索条件」の一覧を眺めるだけでオモロイやり取りの記憶が呼び起こされ、検索すると全貌をそのままスナップショットとして鑑賞することができる。一粒で二度美味しい。 Evernote の「全てを記憶する」というコンセプトを最大限に活かしつつ、一覧性の低さという弱点をも補う素晴らしいソリューションといえよう。 Evernote の優位性の一つである、画像の中のテキストも検索可能という機能をフル活用しており、 Evernote を使いこなしている満足感も得られるのだ。これぞ現代人の知的生産活動である。
これは iOS の Evernote アプリで、「保存した検索条件」はこういう風に出てくる
これは Mac の Evernote アプリで、その検索条件でクエリして出てきたノートを見ると、こうなる
なぜタグやノートブックによる分類ではないかというと、いろいろあるのだが、「くだらない情報を真面目に整理するという行為は無粋である」というのに尽きる。検索は整理ではないのでセーフ。