@kyanny's blog

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フィリピンの政府機関からPDF添付されたメールが来ていて、いろいろ説明不足でちょっとびびったけど、結論メアド間違いっぽかった。

まず件名が Ms. XXXX だけ(名前は伏せてる)。この時点で真っ先にスパムを疑う。そして PDF 添付。これもウイルス・マルウェア的な意味でめっちゃ怪しい。しかし Gmail が迷惑メールフラグも立てなければウイルススキャンも通っている。件名や送信元メアドでぐぐっても情報なし。そして本文がフィッシングとかと違って釣り要素が少なめ。

無視が基本なのは承知の上で、なんか本当に正規の機関からのメールっぽいし(どういう機関なのかはわからなかったが、少なくともその機関のホームページは検索したらヒットした)、対応しないと法的にまずい系か?が心配になりはじめる。フィリピンの政府機関からいちゃもんをつけられる心当たりは一切ないのだが、人違いであってもちゃんと疑惑は晴らしておきたい。

意を決して PDF を開くと、なんか誰かとその機関のメールのやりとりの記録?みたいなもので、件名や差出人など一部の情報しかなかったが、当事者のメアドがおれのと似てるけど違うことがわかる。これで宛先間違いである確信が得られたので、おれが受け取ったメール本文の指示に従い、人違いである旨を返信の上、元メールは削除した。

まだあれがフィッシングや迷惑メールの類である可能性もあるけど、さすがにウイルススキャン通ってるPDF開いただけで感染とかないだろうし、なんか少ない情報を総合すると、そのメールを受け取るべき当事者がメールを受け取った上で必要なアクションをおこさないと、本来享受できるはずの何かしらのベネフィットを受けられなくなりそうで、それはかわいそうなので、迷惑メールが増える程度の被害なら構わないかな、と思った(フィリピンの政府機関は気づいてないだろうし、本人が問い合わせるまで気づかないだろうし、本人から指摘されても動かなそうだし、本人も忘れてて問い合わせしなそうだし)