@kyanny's blog

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ホテル・ムンバイ

インドで実際にあったテロを描いた映画。

ja.wikipedia.org

宗教・信仰が絡んだ問題は難しい。安易に善悪を語れれない割り切れなさ。

家族に「(首謀者から)金は受け取ったか?」と電話で確認するシーンがリアルを感じた。実行者はもちろん信仰や信念のためにやっている面はあるのだと思うが、一方で経済的な事情のためにやっている面もある。あと、死んだら天国に行けるんだと自ら言い聞かせつつも死ぬ間際にはやはりためらいがあったり。ここにも、理想と現実の割り切れなさがある。

実行者たちが人を射殺するときになんのためらいもなく引き金を引くのもリアルを感じた。ドラマとか映画とかで殺人シーンで手が震えたりやたら躊躇したあげくに叫びながら引き金を引く描写があったりするが、あれ違うんじゃないかという気がしていて。もっと「作業」っぽく淡々と実行するもんなんじゃないか、という仮説がある。いちいち感情的になっていたら、実行する側がもたないはず。

一人を撃つ弾数があまり多くないのもリアルっぽさを感じた。たぶん訓練などで、「このくらいの大きさの生き物はこのくらい被弾すると死ぬ」というのを経験的に知っていて、だから「バババッ」と撃って当たってたら、とどめをさしているかどうかなどあまり気にせず次、という淡白さがあるのでは、という気がする。

ホテル・ムンバイ(字幕版)

ホテル・ムンバイ(字幕版)

  • 発売日: 2020/03/03
  • メディア: Prime Video