6-1 で勝利。圧勝、快勝、完勝。初めての金沢ゴーゴーカレースタジアムゴール裏観戦は嬉しい結果となった。
前半早々に失点したものの、選手もサポーターも気落ちせず戦い続けた。前半のうちに追い付き追い越し突き放し、4-1 とリードして迎えた後半も弛まず攻め続けてダメ押し。前半なかば以降は松本を圧倒し、なにもさせなかった。
今日はゴール裏ということで、思う存分声を張り上げて応援した。隣の妻が引くんじゃないかというくらい。右側の最後尾という、中心地からは離れた場所に陣取ったが、このあたりで一番大きい声をだしてやろうと思って飛び跳ねた。応援に夢中で試合をじっくり観るどころではなく、内容もよく覚えていないが、これだけバカスカ点が入った試合なら分析もなにもないだろう。後半は喉がつぶれてろくに声が出なかったが、最後まで頑張った。
選手は本当によく戦ったと思う。ラインを高く保って強気に、しかし丁寧にパスを回してゲームを組み立てた。攻め入るときはスピーディーに切り込んで、クロスの精度も良かった。大きく追い越したりゴールラインを割ったりするクロスが少なく、どのクロスも相手にとって怖さがあったと思う。
ターニングポイントになったのは一点ビハインドになったあと最初の攻撃で MF 石原がゴールエリア外から相手のクリアボールをダイレクトシュートしたシーンだったと思う。前半 5 分で先制されるこれまでの負けパターンで意気消沈しそうなタイミングでいいシュートと攻める姿勢を見せた。あれでスタジアムの雰囲気が持ち直したと思う。
どの選手も素晴らしいプレーをした。同点ゴールの FW マリソン、逆転の立役者 FW 大谷、J 初ゴールの DF 井上、後半の MF 大山と DF 櫻井(彼も J 初ゴール)ももちろん。MF 梶浦、MF 西谷、DF 小島も印象に残るプレーを見せた。3 点目をアシストした梶浦のパスも冷静でドンピシャだったし、西谷は今日も危ないシーンで相手のチャンスの種をつぶして良い仕事をした。右サイドバックの櫻井も後半遅い時間帯に逆サイドの突破を試みた相手を自陣深くまで追って防いだ。DF 畑尾のクリアも安定感があり、コーチングする姿も頼もしかった。大谷、梶浦、FW 土信田のイエローカードはちょっともったいなかったかな。
先制した松本は同点弾を喰らって以降は完全に攻め手を欠き、金沢を崩せずじまいだった。J1 の経験もあり、強豪チームという印象があったので、今日の歯車の噛み合わなさは不思議だった。
唯一負けたと感じたのは観客の数。SNS の噂では松本サポの来場数は 3000 人とも 4000 人ともいわれていたが、アウェイゴール裏は当然としてバックスタンドのアウェイ側がびっちり隙間なく松本サポで埋め尽くされていて、壮観だった。手拍子なども圧巻の迫力だった。昨年 9 月のホーム清水エスパルス戦で清水サポが西部緑地公園のアウェイ側をオレンジ一色に染めたのを思い出した。
試合終了後は選手の挨拶に対して松本サポはブーイングの嵐、アウェイゴール裏は居残りでフラストレーションを示し、パスを囲みさえしたという噂も。おれはブーイングとかネガティブな意思表示のパフォーマンスはしない主義なので、金沢サポはチームと選手に対して温厚であってほしいと思っているけど、あの熱心さはすごいと思う。
これでホーム 2 連勝、得失点差の借金もだいぶ返して暫定 9 位に浮上した。また連戦になるが、調子と勢いを維持して欲しいところ。次節、第 9 節アウェイ福島ユナイテッド FC 戦は lemino で中継があるので自宅で観戦かな(イオンモール白山でパブリックビューイングもあるが、平日の夜)。その次の第 10 節ホーム Y.S.C.C. 横浜戦はもちろんまたゴースタで観戦予定。
追記: SNS で拡散されてた、梶浦が顔を踏まれたシーン。あとになってから知ったけど、ひどい。金沢はクラブとして正式に抗議して欲しい。処分云々はリーグが決めることなのでその判断に従うよりないが、抗議せず流してしまってはいけない一件だと思う。