@kyanny's blog

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2024 J3 第4節 ⚽️テゲバジャーロ宮崎🆚ツエーゲン金沢 #zweigen

竪町の 225BAR にて観戦。

2-0 で待望の今シーズン初勝利!結果も内容も良かった。観ていて面白い試合で、得点時は会場も大盛り上がりだった。

スタメン・サブともに動きがあった。GK は水曜の八戸戦に引き続き上田。そして同じく水曜にいい動きを見せた櫻井がベンチ入り。今年のチームは毎試合すぐに修正して動いてくるので、試合前から観ていて楽しい。そして DF 庄司も今シーズン初のベンチ入り。しかし白井はベンチ入りせず、サブ GK は山ノ井。

前半の入りはとてもよかった。流れるようにフォーメーションを変えながら攻める攻める。前半 3 分ごろ?、右サイド深くへのロングボールを嶋田がダイレクトに切り返したクロスはスピードと意外性があって美しい攻撃だった。ゴールには繋がらなかったものの、得点の匂いがするプレーだった。

攻守の切り替えも速く、守備は八戸戦のように全員で素早く戻って守る、という動きができていた。前線に一人残ったマリソンすら、宮崎がボールを戻したときにプレスして奪いにいっていた。守備意識が高く、かといって消極的でもなく、攻めるときはフィールド全体を広く使って、見応えのある試合を展開していた。

そして前半 15 分に右サイドから中央に切り込んだ嶋田が2人かわして左脚一閃、見事な先制点。先制点は今シーズン初、嶋田も今シーズン初得点。

その後も金沢が攻めるが追加点は奪えず、前半 25 分以降は逆に宮崎の時間になった。当初は金沢がうまく相手のパスコースを潰して宮崎は攻めあぐねていたものの、徐々に対応してきて宮崎の縦パスが通るようになっていった。危険な香りがして苦しい時間帯が続いたが、集中力を切らさずに最後まで守り切ってハーフタイム。

後半は互角のペースで進んだが徐々に金沢が主導権を握りはじめ、後半 7 分に右サイド深くから小島がグラウンダーの速いクロス、中央のマリソンがスルーしたその先には詰めていた加藤。ダイレクトにゴールへ流し込んで2点目、追加点を奪って突き放した。

その加藤は後半途中で脚を負傷したのか、担架でピッチ外に運ばれてそのまま選手交代でフィールドを去った。大きな怪我でなければいいが、やや心配。同じタイミングで嶋田も交代、杉浦投入。今日ゴールを決めた2人が同時に交代となった。その杉浦は今日はゴールならず。

2点リードだったが宮崎に押されるシーンも多く、枠からは外れたが決まってもおかしくない惜しいシュートもいくつかあった。宮崎があと一歩及ばなかったともいえるし、金沢が集中力を切らさずよくしのいだともいえる。

後半から長峰に変わって入った庄司は今シーズン初出場。金沢はこれまで八戸戦を除いて大量失点が続いていて、明らかに守備に問題があったので、連携面で大丈夫かなと気がかりだったが、とても安定していた。攻めるときの CB の間隔も広すぎず狭すぎずで、ビルドアップも危なげなくできていた。八戸戦でベンチから外れて大丈夫かなと気がかりだったキャプテン畑尾も今日はミスもなく、気合の入ったプレーを見せた。

前線の選手もよく戻りよく走り、中盤が間延びしないのでボランチが前後に動き回ってスペースを埋めなくて済み、結果的に良い意味で目立たなくて、その分梶浦などは自由に動き回れていたように思う。ボールもよく繋がり、パスカットもよくできていて、とにかく戦術が効果的だった。

良いところばかりの試合だったがあえて苦言を呈するなら、毛利のポジショニングが甘かった。交代の意図はわかる。後半 32 分で 2-0 でリードしていて、このまま逃げ切るために FW マリソンを下げて運動量豊富な毛利を入れ、中盤で動き回って宮崎の攻撃の目を摘む。妥当な采配だし期待には応えたと思うが、もう少し西谷のような強さとしたたかさが欲しいところ。

今日もゴール裏の金沢サポーターの声援はよく聞こえていた。昨年 8/6 以来 223 日ぶりの勝利だそうで、喜びもひとしおだろう。SNS には選手とゴール裏で喜びを分かち合う様子が投稿されていた。八戸と宮崎両方に遠征した人もいたのだろうか。熱い応援が報われた勝利。

八戸から宮崎という長距離移動を伴う連戦でハードなスケジュールだったが、選手は今シーズンで一番の気迫ある良いプレーをみせてくれた。応援しがいがあるというものだ。次は水曜、アウェイ富山戦。北陸ダービーだ。オープニングマッチでコテンパンにやられたお返しに、2連勝で飾りたいところ。次節は初のアウェイ観戦に乗り込む。