@kyanny's blog

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2014 J3 第16節 ⚽️ツエーゲン金沢🆚大宮アルディージャ #zweigen

0-1 で敗北。首位大宮を迎えてのホーム戦だったが、勝てず。ミドルシュートがゴールポストに二度嫌われるなど、惜しかった。

前半早々にクロスのカットが甘くなってこぼれたボールを押し込まれて失点。そこからは大宮がやや受けに回ったのか金沢がボールを持つ時間が増えるも、大宮の選手のプレスは鋭かった。

前半半ば、MF 西谷が相手選手と接触。頭部を強く打ち、数分間立ち上がれなかった。DF 畑尾、FW 大谷が前節負傷交代して今節はベンチ入りもできず、主力を欠いた状態で臨んだ試合だったが、西谷までとなるとかなり厳しい。心配だったがなんとプレー続行、素晴らしい闘志だ。

前半一つ目のゴールポスト(バー?)に跳ね返されたミドルシュートを放ったのは、去年まで 10 年在籍した古巣と対峙する MF 大山だったか?そして西谷のミドルも。あそこで同点にできていれば大宮の余裕を崩せたかも、と思うと無念。FW 陣は振るわず、FW マリソンは空中戦にことごとく負けていた。そもそも落下地点のポジションにも入れなかった。

後半も金沢が攻めるが決めきれず、大宮のカウンターでヒヤッとする展開が続く。DF 小島が相手左サイドの深い位置で後ろから体当たりされて倒されたシーンは、ちょうどゴール裏右コーナー間近に陣取っていたのではっきり見えて、プレーの後大宮の 6 番がニヤニヤしていたので普段ブーイングしないおれも声を荒げてしまった。

選手交代でも流れを変えられず、スコアが動かないままタイムアップ。西谷の接触シーンのあとに金沢の伊藤彰監督が審判に抗議してイエローカードをもらったり、試合終了後もコーチが抗議してイエローカードをもらったり、なんとなく不穏な雰囲気に支配された試合だった。

金沢市ホームタウンサンクスデーで招待客が多く、大宮からも大勢のサポーターが来場して、8000 名を超える観客数。今シーズン最多入場者数を更新したらしい。バック席の下段は満員、上段もほぼほぼ埋まっていて、メイン席もかなり埋まっていた。試合後、奥さんがゴール裏で推しのゲンゾーにデコうちわで声をかけたらゲンゾーがおれにジェスチャーをして、うちわと一緒に記念撮影できた。

試合後にスタジアムの外を歩いていたら家族連れに声をかけられて、何か落とし物でもしたのかと思ったら奥さんが来ていた山ノ井ユニフォームを見てファンだと思ったらしく(たしかにおれはファンだ)、小学生くらいの息子さんが山ノ井選手のキーホルダーを「あげる」と申し出てくれたようで、ありがたくいただいた。その後、別の女性からも声をかけられて、やはり山ノ井選手のブランケットかな?を「(山ノ井選手のユニフォームを着てる人は)あまり見かけないので」と譲ってくれた。こちらはおそらくビッグガラポンの景品だったのか、実費として千円で買い取った。初めての思いがけない交流。やはりキーパーユニフォームは目立つ。奥さんが着てるのでなおさら目立つのだろう(おれは畑尾ユニフォームを来ていた)。

これを書くのは気が引けるところはあるのだが……これまで毎試合(少なくともホーム戦は)アウェイチームのサポーターが能登関連の横断幕を掲げていたが(元旦の能登地震の関係で)、今日はそのような横断幕を見かけず。能登応援メッセージが無い初のホーム戦だった。あって当然、と思うのはもちろん違う。しかし、大宮のホームであるさいたま市(旧大宮市)の隣の埼玉県上尾市生まれ上尾市育ちの金沢市民として、とても残念だった。まあ、首都圏として都市機能が発展した埼玉南部で四半世紀暮らした身としては、地方の災害被害なんて所詮他人事という感覚はわかってしまうのだが。あれだけ大勢で来て誰一人思いつかない、言い出さないのは、やはりリアリティが無いからだと思う。

今節を終えて金沢はプレーオフ圏外の 7 位まで後退。しかし 6 位福島から 10 位今治まで 5 チームが勝ち点 23 で並ぶ大混戦。3 位以下はまだまだ横並びと言っていいだろう。金沢は負けなし記録が途切れたが、夏に向けてまた仕切り直すタイミング。次のホーム戦、ギラヴァンツ北九州との試合の日はなんと午後に TOEIC を申し込んでしまい、観戦できない。どうして日程を確認してから申し込まなかったのか……せめて午前中にしておけばキックオフには間に合っただろうに。とんだミスだが仕方ない。その次のホーム戦はもうナイターだ。二倍の気持ちを込めてスタジアムで応援したい。

そういえば見そびれたけど、少し前にスポンサー撤退で金沢サポーターをざわつかせたカレーのチャンピオンがキッチンカーを出していたようだ。そこは出すんだ……と、大人の事情って難しいなあと思った。