全日本女子ロードレースWE+WU23が開催見送り - 競技4日前での判断 | cyclowired
日本国内の自転車ロードレースにも女子レース全般にもそこまで関心を払ってきていないので語る資格があるかというとないと思うが、胸糞悪い、やるせないニュースだ。
仲裁判断の骨子もざっと読んだうえで、これは申し立てをした選手側の主張のほうに分があり、JCF の反論にやや無理があるとは思った。
しかし、ルール上は非がないとしても、選手側にいまいち反発を覚える。
当事者の選手は日本の女性選手としては抜きん出た実力者で、本場であるヨーロッパで活動している唯一の選手らしい。プロとして1%でも勝率を上げるためにルールに則ったうえであらゆる手を尽くす、その姿勢と行動は正しいものだし、異議申し立てが通った結果 JCF が「レースそのものの開催を見送る」という対応をとったのも、選手側の責任ではない。
それでも、この「いざこざ」の巻き添えでレースに参加できなくなった他の選手や彼女らを支えるチームスタッフたちの気持ちを考えると、やるせない。もうちょっとどうにかならなかったのか、穏便なやり方ができなかったのか、と思わずにいられない。selfish すぎやしないか、自分達さえよければ他はどうでもいいのかと(それを見越して・予測しての行動ではなかっただろうから責めるのはお門違いとわかっていても)言いたくなる。
この選手と JCF の確執は数年前からの話らしく、それが余計に、それだけ時間があったなら双方もう少し歩み寄って対話できなかったのか、関係者も誰か両者の中を取り持つとか、働きかけられなかったのかと、そういう下地があれば今回のような最悪な結末は避けられたのではないかと、はぁ。