正確には、このアプリを開いて更新記事を確認することにハマっている。
わかる気がする。「購読中のブログ」機能は、要ははてなブログ専用の「はてなアンテナ」だと思うが、RSS リーダーよりも気軽に開ける気がする。未読管理のアバウトさが「全部読まなければ」というプレッシャーから解放してくれているのかなと思う。
毎日更新していてすごい。どんな習慣なのかとても気になる。一気に書くのか、メモを貯めてから書くのか、などなど。
これが習慣なのかは実はあまりよくわかってなくて、日常生活の行動の中では「歯磨きをする」と同じくらい当たり前に、少ない労力でやれている行動ではあるのだけど(眠い日は「翌朝やればいいや」と歯磨きをサボることもある、それと同程度には「ちょっと今日はブログ書く気にならない」こともある)、たとえば毎朝の通勤で「どの階段を登りどの出口から出るか」を身体が覚えている・完全に身体に染みついていて、考え事をしていて心ここに在らずでも会社まで歩いて辿り着ける、みたいなことは割とよくあると思うが、こういう乗り物のオートパイロット的な感じで「自動化された習慣」というほどブログを書くという行為はおれの身体にプログラミングされてはいない。毎回毎回、ちゃんと意識的に「ブログを書こう」と思って書いている。意識が伴わないまま自動筆記することはない。
題名を決めずに思いついたこと、思ってることをただつらつらと書くときと、題名とテーマがちゃんと決まっていてそれに沿った内容を比較的しっかり書くときがあって、前者は歯磨きに、後者はデンタルフロス、あるいはランニング・ジョギングに近い。歯磨きはほぼ毎日やる、一日でもしないと不快になるし、朝晩だけでは口の中の不快感が取れないので追加で歯磨きすることもある。でも具合が悪いときは歯磨きどころじゃないので何日かしないこともある。デンタルフロスもランニング・ジョギングもできれば毎日やったほうがいいしそのほうが気分がいいけど、面倒くさくなって何日もサボりが続くとまったくやらなくなってしまう。でも不快さとか身体が鈍った感覚はあって、ずっと心の片隅では気になっている。だんだん不快感が増すにつれて心の中で占める割合も増えていって、いずれ臨界点を超えると他のことを投げ打ってでも急にやり始める。で、終わるとスッキリする。
書くときは基本的に一気に書いている。なので少しまとまった隙間時間(食後や就寝前の 10 分 15 分とか)があれば、ツイッター的な内容を書くほうのブログを書いている。「書かないと(書いて頭の外に出さないと)不快」なので、基本的に可処分時間を奪い合う他の行動よりも優先度が高い。一気に書きたいので「しっかりテーマ」のほうはかなりまとまって集中的に書ける時間がないと難しくて、しばしばパソコンに向かって熱中しているところを奥さんに話しかけられたりして集中を乱されて喧嘩になる。また、まとまった時間のブロックに加えてある程度の気力体力がないと「しっかりテーマ」のものは書き始められないので、ずっとネタが頭の中にあってはやく書いて外に出したいけど書けなくて邪魔なままなのでそれがさらに気力を削ぐ、という悪循環もしばしば発生する。
とはいえ常に思いついた瞬間に書けるわけでもないので、これはという内容は呟きにせよテーマにせよメモっておいて後で書くこともそれなりにある。メモツールの類はそれなりにこだわりがあって色々使ってきたりしているが、ブログネタについては「ブログの下書き」をメモがわりにしている。走り書き・単語レベルのメモや草稿など、とにかく後で続きを書くのに十分なだけの内容を書いて下書き保存しておく。メモツールとかタスク管理ツールとか、別の場所に整理して置くよりも、結局同じ場所(はてなブログアプリならアプリからアクセスできる場所)に置いておくのが一番自然に思い出せる・存在を意識でき、かつノイズやプレッシャーにならない、というのが長年の経験から得たベストプラクティス。そうやって寝かせたまま書き始めるだけのエネルギーが湧かずに年単位で下書きのままのエントリとか、数年越しに半ば無理やり公開した元下書きや、結局お蔵入りとして日の目を見ないまま削除したものなどもある。
この記事(って言い方もなんか違うよなあと長年思っているが他に適当な言い方が無い)のように、言及対象のリンクがあるものは、そのリンクをブラウザのタブに開きっぱなしにしていて、言及ブログを書き終わったらタブを閉じる、という「あとで読む」ならぬ「あとで書く」もやっている。言及系は「呟き」と「しっかりテーマ」の中間くらいの位置づけになることが多いので、書き始めるまでにそれなりにパワーを要し、そういうのがたまると追いつかなくなってくる(これも年単位で溜め続けた結果、タブを全部閉じてお蔵入り、などしたりする)。
ちなみに最近(というかここ一年くらい)ほぼ毎日更新しているのはオンライン英会話の受講記録を日記っぽく書いているからで、それ以前の更新ペースは結構まばらだった。一日に何度も投稿した時期もあれば、月に数度ペースまで落ちたこともあった。オンライン英会話はまさに「習慣」なので、それに引きずられてブログ書きも習慣っぽさが増している側面はあると思う。