@kyanny's blog

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ケーキの切れない非行少年たち

ずいぶん前に買って積読だった本。といっても 2019 年の本なので思ったより最近のことだった。

非行に走る少年少女のなかには人知れず軽度の知的障害を抱えている子たちが相当の割合いそうで、矯正プログラムは「内容を理解できること」を暗黙の前提としているので認知力が低い子には効果的でない場合が結構ありそう、とかそんな内容。なるほど、そういう視点は自分の中になかったな、と気付かされたので星四つ。

著者は精神科医で、「ではどうすればいいのか」に対する提言が「学校現場で先生が頑張って落ちこぼれさせないこと」的なものに落ち着きがち点はやや残念だった。過去に教育関連事業に関わっていて学校現場の教師がいかに多忙か聞かされていた身としては、無理な相談ではないかなあ、相手方の事情を深く理解してないがゆえの安易な考えなのでは、と思ってしまった。