@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

義母の車を借りて運転の練習をした。ペーパードライバー講習とその後一度だけカーシェアの車を運転して以来、四年ぶり。その前の自家用車の運転となると、やはり義母の車を数年前に一度、わずかばかり運転しただけで、その前となるともはや最後がいつだったか覚えていない。軽く十年は経っている。

実質、十数年ぶりとなるとさすがに怖くてなかなか気乗りしなかったが、雪が降る前にカンを取り戻して自分の車を買う算段を立てられる程度には慣れておかないといけないのでようやく重い腰をあげた。

義母とは体格が違いすぎるので座席やミラーの調整に手間取ったり、後ろ向きの坂になってる駐車場でブレーキを踏まずにサイドブレーキを解除して後ろにガクンと動いてしまったり、右折時に右折先の道路の幅を勘違いしてオーバーランしかけたり(中央分離帯に植え込みがある、片側二車線の広い道かと思ったらそうではなくて、植え込みは歩道のだった)、休日の大学のガラガラの駐車場で駐車の練習をしたらあまりに空きすぎてて最初はどの枠に入れようとしてるのか自分でもわかってなくて線の真上ど真ん中に駐車してしまったり、ほかにも細々とダメな点はあったが、とりあえず無事故無違反でやり過ごせた。

一時間も経たないくらいで、運転した道も山間の信号のない一本道なので難しいシーンはほとんどなかったが、途中でトンネルがあって中の暗さと遠くの出口の明るさのコントラストがきつくて見えづらかったのと、片側一車線の一本道でカーブも多いし上り下りもあったので、バックミラーに映るオートバイやら後続車やらに少し申し訳なくて焦りを感じたのと、下り坂のカーブでスピードを落とす時に少しヒヤリとした。あと、山間の道の信号のない横断歩道を外国人観光客が渡ろうとして慌てて急ブレーキを踏む危ないシーンがあった。まだまだ前方・周囲を幅広く警戒する余裕がない。

一番怖かったのは車幅感覚をミスってぶつけることとブレーキの効き具合を把握し損ねて追突することだったけど、四角っぽいコンパクトカーだったので運転はしやすく、ブレーキもちゃんとふつうに効いた。ブレーキは昔少しだけ乗ってた中古のオンボロ普通車がブレーキが全然効かなくて赤信号でなかなか止まらず限界まで踏み込んでギリギリ前の車に追突を免れたという怖い体験があって、それ以来軽いトラウマになっている。思えばあのあたりから運転を敬遠するようになった気がする。なにもかもあの名前も忘れた 20 万ちょっとのポンコツ中古車が悪い。その前に乗ってたボロボロの軽のほうがよっぽどマシだった。

なんにせよ、最初の一歩は踏み出せたので、来週もハンドルを握って早く慣れてカンを取り戻してディーラーに行って試乗して注文したい。