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ソフトウェア開発者がよく使う言い訳の一つに「（レガシーシステムに）詳しい人がいないのでバグを直せない」というのがある。端的に言ってこれは単なる泣き言であり、最悪の言い訳だと思う。プロダクション環境で動いてるバイナリしかない、とかであればまだしも、ソースコードが手元にあるのに「詳しくないから直せない」は話にならない。ソフトウェアのソースコードを読み、理解し、修正方法を発見して、修正する。それはソフトウェア開発者の責務だ。「詳しくなれよ、それがお前の仕事だろ」という話だ。「詳しくないから直せない」は、自分にはソフトウェアを理解する能力がないと、自分は無能だと言っているに等しい。せめてもっとまともな、たとえば「詳しい人がいないので修正にどの程度の時間を要するかわからない（一ヶ月？一年？一生？）。完了時間が不明なタスクに割ける時間はないので着手できない」のような言い訳をすべきだ。