コード品質はやはりビジネスに影響を与える - mtx2s’s blogb.hatena.ne.jpこれは想定する期間の問題で、ゼロスタートのサービスですぐ終了の可能性がある短期戦ならコード品質よりもスピードで、継続して機能改善や保守が必要な長期戦ならコード品質の影響大きいというだけの話。
2023/04/27 10:31
このコメントには異論ない、同意。
で、読んでてふと思ったのが、営利企業がビジネスのためにソフトウェアを開発するとき、ビジネス側の人も「すぐ終了する可能性があるのでコード品質よりもスピード優先で」と自覚しているんだろうか。
コードを書いてるソフトウェア開発者自身が、「すぐ終わるかも・すぐ捨てるかもしれないから、質よりスピード優先で」と自覚している、というのはわかる。しかし、ビジネス側(経営者とか、事業責任者とか)の人も「この事業・サービス・プロジェクトは頓挫するかもしれないから、長期戦は想定しない」と思ってやってる、なんてこと、あるのだろうか。
直感的にはそんなわけない、と思っていて、特にスタートアップ企業なんかの場合、最初から「うまくいかないかも・短命で終わるかも」と思ってるサービスの開発にリソースを投入する余裕なんてないはず。見込みがない・薄いと思ったらすぐ諦めてピボットするのでは。そうでなければすぐに倒産してしまう。
ただ、ビジネス側の人も口先では「うまくいくかどうか、リリースしてみないとわからないから、まず速くリリースすることを優先しましょう」と話を合わせることは多々ある。けれど、それは方便で、本心から「質を犠牲にするのは仕方なし」とは思っていないのでは。というか、そこにトレードオフがあることは自覚していないように思う。
それをソフトウェア開発者側がピュアに、「技術的負債を積むことについて合意した」と受け取ってしまっている、あるいは「ですよね?」「もちろん」と念を押したつもりになっていて、騙されている、というコミュニケーションギャップがある図式なのでは、と思った。
つまりぶっちゃけていうと、ビジネス側の人間はサービスが長く繁栄しようが短期で終わろうが関係なく常に「スピード優先で」と言うんじゃないの、だからソフトウェア開発者側が「ここはスピード優先でアクセル踏んでよし」とか「そろそろブレーキ踏んでコード品質を改善しないと事故る」とか判断していくしかないんじゃないの、と。