@kyanny's blog

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VoiceOver を使って Web ページを聞けると目が疲れてるときに便利かもしれないと思って macOS に付属の VoiceOver Training をざっとやってみて Web ページを操作しつつ読み上げさせる練習をしてみたが、これはダメだね。おれには合わない。常々自分は視覚優位だと感じていて、聴覚からの情報インプットはすぐ気が散ってしまうので(聞き取れる速度では遅すぎるから)ポッドキャストなどもあまり得意ではなかったのだけど、最近ポッドキャストを聴くのには少し慣れてきたので VoiceOver も試してみたが、ちょっと無理だった。

読み上げコンテンツ」はたまに使っていてやはりきついなとは思っていて、VoiceOver も読み上げという点では同じなのだけど、読み上げコンテンツ(選択範囲の読み上げを Option + Escape に割り当てている)は範囲選択が手間なのと、「聞き直し」ができないのが難点だった。どういうことかというと、聞きながらふっと聞き逃した場所があっても、巻き戻す操作はできないので最初から聞き直す羽目になる。選択範囲を狭くすれば聞き直しのダメージは減るが、何度も選択し直す手間が増える。なのでキーボード操作でその辺を柔軟にできる VoiceOver も試してみた次第。

↑これは今試してみたら、<< と >> でどうやら文単位で前後に移動できるっぽい。しかし今どこを読んでるのかも視覚的にわからないし(ハイライトとかは設定でオンにしてるのだけど。Chrome じゃなくて Safari ならいけるのか?←まさかのビンゴだった、Safari だと日本語のコンテンツでも英語のコンテンツでも読み上げ中の単語単位でハイライトされた・・・Chrome がんばれ・・・。

なお MacでVoiceOverを使ってテキストを読み上げるコマンド一式も通常のナビゲーションとは別に用意されていたりして奥が深い機能っぽいので単純に習熟してみたい気持ちはまだあるのだが、いかんせん目で読むのの数倍遅いとなると、ただでさえ耳からの情報が揮発しやすすぎるのに加えて聞いてる側から飽きちゃうのでなあ。なんなら聴くのそっちのけでこれから読み上げられる文章を目で読んでしまっているし。おれの場合は目で読むよりも耳で聞く方が集中力を要するようだ。それでは本末転倒なんだよな。