@kyanny's blog

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読書はアウトプットが大事

ここ数年、読んだ感想が簡素すぎてあとで読み返しても内容を思い出せない本が多かった。娯楽小説の類いならまだしも、少なからず勉強の意思を持って読んだはずのビジネス書の内容を忘れている・行動にも身についていないとなると、さすがにもったいないと感じる(まぁビジネス書を読む行為そのものが娯楽という側面は否めないが)。

やはりある程度ちゃんとした読書メモをとりながら読まないと時間に対する費用対効果が悪い(読むの遅い分、余計に)。何か手を打ちたい。

一番面倒なのは紙の本で、線を引いても角を折っても最後は自分の手で引用したいテキストを打ち込まないといけない。ここを音声入力で省力化できる余地はあるが、音声入力できる場所や状況に制限がある。フルサイズのキーボードが入力速度は速いが、本を見開きで置いて見ながら打つのがだいたい不可能なのがネックだ(本が勝手に閉じてしまうので)。スマホのフリック入力は、片手で本を開いておき反対の手で本を見ながら入力できるので手戻りは少ないが、入力速度は遅い。一長一短。

電子書籍もいくつかのサービスを試したが、読書メモという観点だとハイライトしたテキストのポータビリティに差がある。一番まともなのは Kindle で、ちょっと手間をかければまとめてテキストデータとして取得できる。しかし Kindle は iOS 端末からだと本を買うのが少しだけ面倒くさい。 Kindle アプリから直接買えず、 Safari で買う必要がある。そんなの些細な手間なのだが、本を読みながらシームレスに探して見つかった本を買い、また読む、という流れが切れてしまって案外興醒めした。あと、読書アプリとしての出来は iBooks や Play ブックスと比べてあまり良くない印象がある。機能ではなく、質感というか手触りみたいな部分でどうもしっくりこない。

2020/03/04 追記: Play ブックスアプリはハイライト箇所を Google Docs にエクスポートする機能Use & download bookmarks, notes, highlights, definitions, & translations - iPhone & iPad - Google Play Helpがあるそうです。

その他のサービスはどれも大差なくイマイチだが、なかでも iBooks は最悪で電子書籍の本文テキストを直接コピーする手段がない。ただし手はある。選択したテキストで本文を「検索」すると編集可能なテキストフィールドに選択文字列が入力された状態になるので、そこでコピーすればよい。しかしハイライト箇所が数十個もあるとこんな作業はやってられない。ならばハイライトしたテキストを表示しながら別の端末で入力する、という手があるが、電子書籍はせっかくスマホで読めるのにラップトップを持ち出してキーボードを打つのはなんだか間抜けな気がする。勝手に閉じないぶん紙の本より扱いやすいが(しかしモタモタしてるとスマホの画面がスリープしてしまうことはある)。

いずれにせよ、読書メモをとる手間のせいで読書そのものが億劫になる、という悪循環がある。これを断ち切って、なんとか楽に読書メモをとる方法を見つけたい。