@kyanny's blog

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おまかせBIG(定期購入)を始めた

ギャンブルは胴元が儲かる仕組みになっているので確率的には必ず損をするものだと頭ではわかっているもののやはり夢を見たい気持ちはある、しかし宝くじは還元率も低さもさることながら当選確率が低すぎて夢すぎる、かといって競馬などの公営ギャンブルの楽しみの大部分を占めるであろう予想に楽しんで取り組める気はしない(そんな余裕も熱意もいまさらない)、でほぼ一切手を出さずに生きてきたのだが、何ヶ月か前に BIG という「自分で予想しない toto」とでもいうサッカーくじの存在を知り、ちょっと興味が湧いた。コンピューターが試合結果をランダムに選択するので自分自身は一切介入できない。そんなの成り立つのか?と心がざわついたが(考えてみれば宝くじだって番号を予測して買う人はほぼいないわけで、成り立たないこともない)、さらに上をいく「BIG の自動購入」というものもあり、購入件数と購入タイミングをセットしたらスケジュールにしたがって自動的に購入する(もちろんコンピューターがランダムに選択した「予想」内容で)という、もうディストピア感満載の仕組みに痺れた。まっとうな思考や活動をするには MP が少なすぎるが暇を持て余してもいる時間に思い出したようにリサーチをすすめ、BIG にも当選金額や確率などの違いで何種類かあることなどを知った。悲しいかな不惑を過ぎてようやくふつうのサラリーマン生活が板についてくると自分の生涯年収なんてものを意識するようになり、このままだと決して金持ちにはなれないんだなと少し悲しい気持ちになったりもする。とはいえ何か大きな犠牲を払ってまで金を稼ぎたいわけではない・幸いそうしなければならない切羽詰まった事情もない、副業というのも頭にはずっとあるが具体的に自分に何ができるのか何で稼げるのかというアクションプランは白紙のままで、一発逆転はなくていいけど夢は見たい、願わくばそこそこの臨時収入を得て蓄えの足しにするなりそれを元手に投資なりなんなりで「金に金を稼がせる」を加速させるなりできたらいいなあ、などと思案した末に、BIG を開催ごとに 500 円分、定期購入してみることにした。内訳は、

  • 100円BIG x 1 (100 円)
  • BIG1000 x 1 (200 円)
  • mini BIG x 1 (200 円)

一等◯億、なんて大きな夢は見ずに(比較的)少額でも当選確率重視。BIG1000 なら一千万、mini BIG でも百万近い当選金額で、これまで通りの生活を続けつつ経済的な余裕を得たいという手合いには十分。とはいえワンコインで夢が買えるなら安いものだし金額のキリもよくなるので 100円BIG も。近年の BIG 年間開催回数は 50 回くらいらしいので、500 x 50 = 25000 円が年間予算。毎月約 2083 円。このくらいならドブに捨てても痛くない、とは言わないが通勤してた頃ならちょっと休憩時間にコーヒーなり間食なりしたらあっという間に使ってしまう金額で、月に二度ゲーセンに行ったら(めったにいく機会はなくなっていたが)軽く飛ぶくらい。家計へのインパクトも低い。どうせ当たりっこないだろうしそのうち結果通知メールも開かなくなるんだろうけど、しがない中年サラリーマン男性のささやかな楽しみの一つとして経過を見守りたい。