@kyanny's blog

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Bizmates Program: Level 4 Rank C Lesson 2: Esoteric versus General Knowledge

ミスターヒップホップと。今日は体調も良いし気合いを入れて臨んだ。とても楽しかった!

「よう、どんな調子だ?」今日はとても調子いいよ、昨日はなんか仕事でストレスを感じてたし疲れてたんだけど、夕食後すぐ横になって朝まで寝てたらスッキリした。「へえ、お前が仕事でストレスを感じるっていうの初めて聞いたな。困ったクライアントでもいたのか?」そうかな?まあね、ちょっとあんまり好きになれないっていうか、でも今朝メールを読み直したらどうってことなかったよ。「台風は大丈夫だったか?」うん、僕のエリアは外れたみたいでね「そりゃよかった」みたいな感じで軽めに話してレッスンへ。

Lesson 2 の冒頭から、ミスターヒップホップらしく導入の質問も具体的な例から入る。たくさんのトレーナーとレッスンしてきて、このスタイルは彼のオリジナルなのだとわかった、というかてっきり冒頭質問ってある程度用意されてるのかと思ったけど、そうでもなくて各人が考えてるか、彼みたいなできるトレーナーはお決まりの質問ではなくて自分で考えたものを使うから人気があるのかも。でもずいぶん色々話したのだけど See パートの質疑応答が面白すぎて結構忘れてしまった。ああそうだ、「お前の仕事はどういうナレッジが必要だ?」技術サポートは IT に詳しい必要がある「ウェイターの仕事はどう思う?」general knowledge かな、とか。

Words & phrases と See パートを読んで、「ある会社の CFO が辞めたとしよう。次の CFO を探すのにどのくらい時間がかかると思う?」えーと社外から雇うの?「そうだ」うーん、CxO の人脈とか色々な要素によるとは思うけど、少なくとも半年はかかるんじゃないかなあ「半年か、悪くない。俺も同意見だ。では工場の従業員が一人辞めた。代わりを探すのにどのくらいかかる?」翌日?いや当日かも、人材派遣会社に電話一本入れて「ヘイ、オーケー誰か見繕って送ります、ってな」ここでの会話は、CFO は esoteric knowledge を要する仕事なので簡単に変わりは見つからない、っていう話。その流れで、どういう流れだったか、CFO にふさわしい能力を得るには大学で何年も学ぶ必要があり時間がかかる、さらに実務経験も必要だ、だったらいっそ社内から誰かその分野の経験がある人を昇格させた方がいいかもね、と言ったら「factory worker をな」で大笑い、そしたらその人の代わりはすぐ補充できるもんね!こんなふうに丁々発止のやり取りで笑えるレッスンは彼くらいだなあ。

最後に時間がなくなりつつあったが、彼は大事なことを言った。「esoteric knowledge worker と general knowledge worker では給料が違う。esoteric knowledge worker の方が一般に給料が高い。これってフェアだと思うか?」うーん・・アンフェアに聞こえるけども、でも CFO と factory worker では同じ 10 時間働いても生み出す価値が全然違うからね、これが現実だと受け入れるしかないよ。実際、僕の会社でも、ソフトウェアエンジニア職の給与レンジはサポートエンジニア職よりも少し高い。ソフトウェア開発は demanding job だからだね。「もし仮に全員が CFO だったとしたら、factory worker もウェイターもいなくなってしまう。これでは社会は回らない。仕事のランクというのは社会にとって必要なものなんだ」いやあ深いなあ。ちょっと細部を聞き逃したところもあり、今日のレッスンは録画しておいて見直したいくらいだったもったいない。

あともう一つ重要な点にもスポットライトを当ててくれた。「ウェイターの仕事のやり方、知識は一日二日のトレーニングで身につけられる。とはいっても実際にウェイターとしてうまくやるためのスキルを身につけるのには相応の時間がかかるけどな。でもこと仕事に必要なナレッジという点では、ウェイターは general knowledge なんだ」確かに知識とスキルは関連してるけど違うものだものね!

一分過ぎるかくらいのところでレッスン終了、「何か質問は?」何もないです、とても楽しかった「俺もだよ」で次は Lesson 2 の Try から。次彼に会えるのはいつになるかな。今日で彼とのレッスンはちょうど 50 回目だったようだ。