@kyanny's blog

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2024 J3 第5節 ⚽️カターレ富山🆚ツエーゲン金沢 #zweigen

惜しくも 0-1 で敗戦。前半は 0-0 でしのいだが、後半に決められた。J リーグ公式戦初の北陸ダービーは富山に軍配が上がった。

初のアウェイ現地観戦。アウェイで負けるほうが悔しいことがわかった。出向く労力のぶんもあるし、ホームで勝った相手の歓喜をナマで見聞きするからでもある。

試合開始前からあられが吹き付け、3月後半とは思えない厳しい寒さだった。雨足は弱まったが、ポンチョに覆われていない袖口や膝下、靴、そして手袋も濡れて冷たかった。

普通は車で行くものなのだろうけど(酒飲まないし)、他県の行ったことない場所、悪天候、一人、という条件では不安材料が多く、奥さんのすすめもあって電車で行った。

自宅から金沢駅まで徒歩(30分強)、金沢駅から富山駅まで電車(新幹線ではない)、富山駅から富山県総合運動公園陸上競技場までは無料の臨時シャトルバスという節約ルート。しかし金沢駅まで歩く間も雨が降っていて靴が少し濡れてしまった。駅まではバスかタクシーを使うべきだった。

シャトルバスは富山駅南口バスターミナルの1番乗り場から、とカターレ富山のホームページに書いてあったが2番乗り場に「シャトルバスは2番乗り場から」という掲示があり、しかし最終便の出発10分前にバスターミナルへ行くとやはり1番乗り場から出るようだった。列ができていたので並んで無事に乗れたが、12:45 発のはずなのに 12:41 の時点で並んでる人が乗り終えたら出発してしまった。アナウンスされていた時刻を信じてギリギリに行ったら乗りそびれるところだった。あれはちょっとひどいなあ。

現地に着いてポンチョをかぶり、ゴール裏の後ろの隅のほうに陣取った。事前のチケット売れ行きではアウェイゴール裏のほうが枚数が多かったが、現地でもお互いのゴール裏の人数はいい勝負、金沢のほうがやや多く密度が高いか?という感じ。応援は終始気合が入っていて、失点後も意気消沈したムードはなかった。おれも精一杯声を出して応援した。

メンバーは、キャプテン畑尾がまたも外れ、庄司がスタメン入り。せっかく背番号3のユニフォームを着て行ったというのに。まあ、どうせ寒くて上着を脱げないし雨でポンチョを着るだろうから見えないんだけど、と思ったらその通りになった。畑尾のスタメン落ちは長期を覚悟しないといけないかもなあ。そしてFW土信田がベンチ入り。SNSでは彼に期待する声もちらほら見られ、どんなプレーを見せてくれるか期待が高まる。GKはルヴァン杯から3試合続けて上田。ここ2試合の結果を見れば当然ではあるが、ベンチ入りし続けている山ノ井にもいずれまたチャンスが回ってくるはず。

試合内容はじっくり観られなかったけど、後半に選手交代して攻撃的な布陣にするまでは守備はしっかりしていた。前節同様、全員で引いて守って、富山のパスコースを消していたので、簡単に前に入れられてピンチを招くシーンは少なかったし、富山の時間が続いたときも押し込まれるのをひたすら跳ね返すだけではなく、相手が攻めあぐねる時間もあった。一対一でも競り負けず、簡単に奪われず、抜かれてもすぐに戻って逆に奪い返すなど、90分を通して気迫あるプレーが見られた。特にGK上田は前節よりも積極的に前に出るセービングをみせた。判断も良かった。

守備の安定感と比べると攻撃はチャンスを多く作れず、「乏しい」という感じだった。勝ちに行くために後半にFWを入れ替えたのは納得の采配だった。そのぶん前がかりになり、守備にやや乱れがでてきて、一瞬のほころびを見逃さなかった富山に決められてしまったが、まあ仕方ない。始めから引き分け狙いで攻める気のないサッカーなんてして欲しくはない。勝ち点1が昇格降格を分けるような状況ならいざ知らず、まだ第5節なのだから。今シーズン初のベンチ入り?を果たしたFW土信田もプレーできたし、結果には結び付かなかったが次に繋がる交代だった。杉浦は今節も少ないチャンスできっちり枠内にシュートしたり、空振りではあったが豪快なボレーシュートを狙いに行くなど、相変わらず得点の匂いがした。

今節良かったのは上田。1失点はしてしまったし、キックの精度はまだまだだが、安定感が出てきたし何より気迫があった。後半アディショナルタイムのラストプレーとなったコーナーキックでは上田も相手ゴールエリアに入り、負けまいという気持ちを見せてくれた。イマイチと感じた選手は、特になし。みんなよく戦った。見どころの多い試合だったとはいえないけど良い試合だったし、良いプレーだったと手放しではいえないけど悪くないプレーだった。

噂の富山の煽りチャント(金沢大っ嫌い)と、それを受けての金沢のお返し煽りチャント(金沢県)の応酬もあった。まあ、ああいうのが好きな人、そういうほうが燃える人がいるのはわかるが、おれは煽りとかブーイングとかは支持しないし、ネガティブなことにエネルギーを使おうとも思わないのでそのタイミングでは黙って聞いていた。それ以外は、ずっと出せるだけの声を出していた。地声が低めなのでキーが低い曲だと声量が出なかったし、歌詞もうろ覚えだったけど。

今回は天候と観戦環境を鑑みて着替えを持参した。ジーンズと靴下と靴。これは大当たりで、富山駅までの無料シャトルバスに乗ってる間は足元から膝下まで濡れて冷たく不快だったのが、富山駅に着いて着替えたらだいぶ快適になった。あのまま濡れたものを身につけていたら、時間が経っても自然乾燥は望めなかったし、風邪をひいていただろう。しかし現地では多くの人が撥水性の高そうなズボンとアウトドア向けの靴もしくは長靴を履いていて、何枚も上手だった。まあ、こうして一つずつ学んでいくしかない。次いつ悪天候の中観戦するかわからないけど、次に備えて準備したい。とりあえずワークマンに行こう。

第4節終了時点では勝ち点3で並び順位も並んでいた両チームだったが、これで大きく差がつく形になった。金沢は連勝ならず、連続無失点もならず。しかし日曜にはまた試合がある。SC相模原戦、次こそホーム初勝利を期待したい。もちろん観戦に行く予定。

しかし、惜しかったなあ。そして、寒かったなあ。