@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

Book

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門

おもしろかった。タイトルが内容をよく要約している。 人生100年時代には、現役で働く期間を伸ばすしかない 定年後もゆとりある収入を得るには、オーナー社長になるのがよい しかしゼロイチの起業は難易度が高すぎるからやめておけ 飲食店経営にだけは絶対に…

雇用の常識「本当に見えるウソ」

よく見聞きする言説に対するカウンターなので読み物としてはおもしろかった(といっても9年前の本だけど)。 しかし統計データなどをふんだんに利用しているわりには、素人目にもけっこう重要そうな部分でさらっと乱暴な議論を展開していたりして、信憑性は…

自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事

ものすごく良かった。三行にまとめると、 組織のメンバーは疲労するものであり、疲労が溜まると様々な悪影響が現れ、そのうち心身を病んで戦線離脱し、最終的には組織が崩壊する 疲弊した組織では、疲労をコントロールしつつ持ちこたえる「負けないためのリ…

伝え方が9割

思ってたのと違う内容だった。もっと人心掌握テクニック的ないやなかんじなのかと思ってたら、ずいぶんシンプルだった。 伝え方が9割作者: 佐々木圭一出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/03/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック…

管理職1年目の教科書

なかなか良かった。このフレーズが最も印象に残った。 「いま始めるとしても、同じことを同じやり方でやるのか?」といった未来に置くべきです。 状況が変わっておらず「イエス」であれば続行です。 状況が変わったので「ノー」であれば修正または終了です。…

25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと

これは割とよかった。人心掌握テクニック的な話が少なくて、素直な気持ちで読めた。 25年間「落ちこぼれチーム」を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと作者: 八木昌実出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/02/16メディア: 単行本…

図解 99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ

当たり前のことばかりで、「わかってても嫌だし、できないんだけどな」という感想だった。 図解 99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ作者: 河野英太郎出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2016/03/31メディア: 単行本(ソフ…

僕らが毎日やっている最強の読み方

面白かった。ためになった。「我々が新聞を何誌も定期購読するのは、情報収集が仕事だから。ふつうの人はそんなことしなくてよい」とか、そういうことをちゃんと書いてあるのがよかった。 僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「…

池上彰の宗教がわかれば世界が見える

オーディオブックを聴いた。初めて読了?したオーディオブック。FeBeを使った。 圧倒的にキリスト教が面白かった。断片的には知っていたことも、体系だって知れるとなおよくわかる。知るとなおさら、なんで世界中の人がキリスト教を信仰しているのか不思議で…

大人のための読書の全技術

本をたくさん読もうと思うのであれば、本の読み方を勉強するのがよかろうと思って読んだ。前から気にはなっていた。 なかなかよかった。引用ベストスリー方式というのはこの本の受け売り。 ハイライトした箇所がたくさんありすぎるのと、iBooksはハイライト…

まんがでわかる 稲盛和夫フィロソフィ (まんがでわかるシリーズ)

電車の待ち時間に本屋で立ち読みして、電車の中で読む用に買った。 稲盛和夫の本はそのうち読んでもいいかなくらいには思っていたのでちょうどよかった。とはいえ興味があったのはもっぱら球場のビール売りのバイトのほうで、漫画部分だけ読んでだいたい満足…

Spotted Flower (3)

出てるの気づいてなかった。 班目がゲスすぎてゲスすぎてもう あ り え な い だ ろ いや俺もね?卑屈になっちゃう思考回路とかわかりますよヤケになって極端な行動にでちゃう幼稚さとかもよくわかりますよ、でもよりによってあの咲とケコーンしておきながら…

僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる

同僚の勧めで昨年暮れから読んだ。これぞ外資系、という感じだった。もしアップルに入社できたとしても、やっていけないだろうな。こんな風にドライで厳しい環境なら張り詰めた冬の空気のような気持ちで毎日仕事ができそうだけど、自分もすぐに脱落しそうだ…

代償

奥さんに「こういうイヤミスとか好きなんでしょ」と渡されたので読んだ(イヤミスが好きなわけではなく、傑作ミステリーとの評判が高い『殺戮にいたる病』を読んだらたまたま胸糞悪い系の話だった、というだけ) これがサイコパスってやつか、と思った。 代…

弁護側の証人

何年か前に文庫本を買った記憶があって、最後まで読んだか覚えてなかったのでたぶん途中までましか読んでないのだろうから結末を知るためにも読もうと思って読み始めた。最後まで読み終わって、そういえばどこにミステリー要素があったんだっけ、と思ってト…

弥勒の手

数日前から少し読み始めて昨日今日で一気に読んだ。 トリックには全く気づかずあっさり騙された。が、「殺戮にいたる病」が凄すぎて、こちらはずいぶん見劣りした。少なくとも二つ大きなトリックがあり、片方は丹念に記述を整理すれば気づけただろうし、もう…

ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

どういうきっかけで見つけて読み始めたのか忘れた。 要は「自分がケツをふくのだ」という覚悟を持て、という話。 ハイライトしたなかで、読み返して特に印象に残ったもの。これ以外にも、同感と思う内容は多かった。 情報不足の状態でも 、必ず決める 私なら…

ヤフーの1on1

Engineering Managerになって三ヶ月経ち、ぽつぽつと1on1をやりはじめたが、合ってるのかよくわからないので本を買って答え合わせすることにした。結局、本を読んでも自分の振る舞いに対するフィードバックは得られないので、答え合わせにはならなかったかも…

殺戮にいたる病

SFかミステリーで何か「名作」を読みたくて読んだ。 まんまと騙された。混沌としたクライマックスの急展開に「なにかおかしなことがおきている」と感じつつも、最後のセリフを読むまで真相に気づけなかった。読後にネタバレ感想ブログなどを読んだら、ヒント…

服を着るならこんなふうに

本屋で平積みされてて知り、 iBooks ストアで買って読んだ。 古き良き「オタクファッション指南書」という感じだけど、オタクという言葉が一切出てこないあたりに時代を感じた。作中の主人公より10歳も歳を食っているけど、ファッションのレベルは同程度なの…

100万円の女たち

なぜか勧められたので読んだ。 なかなか面白かった。謎が深まっていくあたりは面白かったけど、謎解きとオチは消化不良気味だった。絵が「とろ鉄」の人を想起させた。 100万円の女たち(4) (ビッグコミックス)作者: 青野春秋出版社/メーカー: 小学館発売日…

その「エンジニア採用」が不幸を生む ~良い人材を見つけ、活躍してもらうには何が必要か? - Kindle

仕事でエンジニア採用に関わっているので、挑発的な書名に煽られて読んでみた。 得るものは少なかった。ほとんど当たり前のことしか書いてなかった。一部、身につまされるところもあったが、総じて読む必要なし。 全体通して、著者の主張には一定の正しさが…

話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる

↓ここが一番良かった。著者はリープフロッグと呼んでいるが、茹でガエル現象ともいう。 これまでスマートフォンの仮想キーボードを頻繁に使っていた人たち(とくに、フリック入力方式に習熟していた人たち)は、音声入力の価値を過小評価し、それを利用でき…

げんしけん(21)

アフタヌーンの連載で読んでいたけどまぁ買った。内容はすでに気が済むまで読んでいたのでさらっと。四コマとオマケ漫画もこれといって特に何かある感じでもなく、不完全燃焼というか、むしろとっくに燃え尽きてて灰しかないというか。おれが三十代のうちに…

ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略

Kindle Unlimited でクリス・アンダーソンの「FREE」と「MAKERS」を見つけたので、何年か前にハードカバーで挑戦して読みきれなかった「FREE」から読み始めたところ、冒頭で「ロングテール」に触れていて、そういえば読んだことがないので読んでみた。 「FRE…

小説 言の葉の庭

よかった。映画を先になんども観ていて、それが大好きで、その映像とか音とかの記憶があってこそのひいき目が多分にあるだろうことは承知の上で、でもめちゃくちゃよかった。 小説を読んでる最中に、読み終える前から、もう一回頭から読みたいと思ったのは初…

Spotted Flower(2)

Kindle版がまだ出てなかったので、近所の本屋で1巻と合わせて買った。駅の小さい本屋だけど、発売日に先駆けて1巻もこぢんまりと平積みされていた。でもKindle版も出たら買うと思う。 「二代目」の絵に目が慣れたせいか、1巻に比べて「あーこれは確かに咲っ…

沈黙のフライバイ

ちょっとかたい感じのSFが読みたかったので。表題作は淡々と進むのは良かったがオチがいまひとつだった。「大風呂敷と蜘蛛の糸」が好みだった。 沈黙のフライバイ作者: 野尻抱介出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/04/25メディア: Kindle版この商品を含…

たーたん(1)・初恋の世界(1)

この人の漫画は奥さんも読むので見かけたらだいたい買っている。「初恋の世界」のほうが好みだった。 たーたん 1 (フラワーコミックスアルファ)作者: 西炯子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2016/09/09メディア: コミックこの商品を含むブログを見る 初恋の…

Think Simple

Kindle Unlimited にて。読むのにしばらく時間がかかったが読み終えるまで消されずに済んだ。 ジョブズのいい話と、インテルとデルをバカにしたエピソードが面白かった。 Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学作者: ケン・シーガル出版社/メーカー: N…