ハテナオヤさんもお薦めの「ハッカーと画家」を読んだ。アマゾンから届いてみてみたら、予想よりずいぶん薄っぺらでびっくりした。文字がぎっしり詰まっててさらにびっくりした。最近、文庫・新書・コミックサイズ以外の「書籍」っていう単語が似合う本って、オライリーの本くらいしか買ってなかったからか。
いろいろ考えさせられる本だった。「ベンチャーやってくなら大成功か廃業かの二択って覚悟はもっておけ」とか、「使う言語、作るソフトウェア、その他あらゆることについて、常に最良の選択をするよう意識的であれ」とか。
スクールカーストに悩むオタク少年にエールをおくっているのにはちょっと感動した。が、「これをビル・ゲイツが書いたなら・・・」と思ってしまったのも事実。ビル・ゲイツなら誰でも知っているからなあ。いずれポール・グレアムが同じくらい有名になったら、この文章ももっとたくさんのひとに読まれてたくさんのひとを勇気付けていくんだろう。
理想が高く、その上理想を現実にしてきたひとの書くことだから、ネガティブな気持ちで読んでしまうと「そうはいっても、誰にでもできることじゃないよ」といいたくなることも多々書いてある。そこで腐らず上を向いて歩いていける資質こそが、大事なのかなぁと思った。
というわけで、ミッションインポッシブル2を観た帰りに「トムクルーズが放り投げたやつみたいなサングラス」を探しにいって2万円も出してレイバンを買ってしまったほど影響されやすい俺としては、Lispにチャレンジしよう!という意識を持つことをここに記しておく。そして我がLispコードを見よ!(at mule2 for win32)
(+ 1 2)C-x C-e
"Hello, Lisp!"ってやりたいのに、文字列を表示させる方法すらわかってないという体たらくなのだった。でもsetqを「せっとく」と読んでよいとかそういう本質的でないところはなぜか先に覚えた。ちぃ覚えた!
- 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/01/01
- メディア: 単行本
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