見える化-強い企業をつくる「見える」仕組みという本を読みました。
「見える化」と簡単にいっても、見えるとはどういうことか(見る意志のあるなしにかかわらず目に飛び込んでくる状態を作り出す)、何を見えるようにするのか(問題の原因となる異常を隠蔽せずさらけ出す)、見えた異常のシグナルをどう受け止めるのか(問題=基準に満たない状態、まず基準を定義するところから)、どのようにして問題に対処していくのか(過去の問題解決の成果ではなく、手順や思考などのプロセスを共有する)、などなど、ひたすらロジカルに「見える化とは何か」を掘り下げていくと具体的に定義づけることができ、その定義があってこそ現場で実践していけるのだなあ、と思いました。何故やるのか、どのようにやるのか、やった結果どうなったのか、まできちんと実践して、そのサイクルを繰り替えしていくことが大切なんだなと思いました。ただレポートを出したりしてるだけではダメで自己満足に過ぎないということですね。日々の仕事の中で、気をつけていきたいと思います。
- 作者: 遠藤功
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2005/10/07
- メディア: 単行本
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