@kyanny's blog

My thoughts, my life. Views/opinions are my own.

RubyKaigi 2013

RubyKaigi 2013 was finished. Thank you for the organizers, volunteer staffs, speakers, lightning talkers and all attendees. I also very thank you for the audiences of my talk. If I can give you something worth, it's my pleasure.

つい忘れがち・先送りにしがちな gem の更新作業を、 Jenkins と Pull Request を使って自動化・見える化する、という内容でお話をさせていただきました。それなりに好評だったようで、ありがたい限りです。 @kenn さん @sotarok さんという有名人のツイートを引用したので箔がついたんでしょうね。快く引用を許可してくださったお二人に改めて感謝します。

内容はごくごく些細なもので、以前ブログに書いた内容そのままで新規性も無いですし、当然テクニカルでもないので、本番が近づくにつれ自信が無くなっていき、前日の午後からスライドを作りなおしはじめた*1ときは泣いて逃げ出したい気持ちでいっぱいでしたが、知人に「ブログ読んで真似しようと思ったけどやらなかった・継続する仕組み化までいかなかった人もいるはずで、そこを実践したことに意義があるのでは」と言ってもらえたので、人前で大勢の方々の時間を頂戴してまで話す意味は、いちおうあったのかなぁ、と救われました。風邪の置き土産で喉の調子が悪く、壇上で咳き込んで喋れなくなったらどうしようかと、それが一番の心配事でしたが、奇跡的にその時間帯だけ調子が崩れず*2乗り切れたのでよかったです。

楽屋落ち的なのはこのくらいにして、参加者として感じたことをつらつらと。

初日は翌日のことで頭がいっぱいで、楽しむ余裕は一切ありませんでした。トークの間もスライド作るフリをしてみたり(悪あがき)でも結局準備とトーク内容のどちらにも集中できない体たらくで、いい年のおっさんなのに夏休み最終日の小学生みたいなことをしてたらいかんよなぁ、と反省するばかりです。日中オフィスに戻る用事があったりして、移動が多かったのもちょっときつかった。体調もあまり良くなくて、お天気のように鬱々と過ごしてしまいました。もったいない。

二日目は初日と打って変わって、大いに楽しめました。もちろん自分の出番が終わった開放感のおかげですが。天気も良くて、いい一日でした。聞き手としては、 @indirect さんのスライドが emotional かつ beautiful で、開放感とスクリーンからの距離の近さも相まってだいぶよかったです。あと @moro さんの話がとても勉強になった。アプリケーションの設計・デザインの話が聞けるのが RubyKaigi のすごくいいところだと思います。個人的に大規模トラフィック事例集みたいなのは関心が薄れてきていて、そういうのはごく限られた環境の話だしなー、というもやもや感があるのだけど、良い設計・デザインというのはミクロ・マクロ、小規模・大規模どのケースでも確実にご利益があるのがいいですね。 drinkup やその他の時間でも、一番多くの人とお話できた日でした。

三日目は疲れに負けて起きられず、 @tkawa さんのトークを ust で観てからの会場入りでした。 REST に関する知見の話は期待通りに素晴らしかったですね。もっと聞きたかったです。そして @ktou さんの話がまたすごくよかった。自分はいまのところ、良い(コード|プログラム|アプリケーション)とは何か?ということを突き詰めていきたいんだろうなぁ、と、方向性を再確認しました。

全体を通して、なんだかすごく海外カンファレンスっぽい!という印象を受けました。といっても僕は一度しか海外へ行ったことがないんですけどね。初日の registration のときにノベルティを手渡しされず、あれ?Tシャツとかないんだっけ?と思ってたら「ご自由にお取りください」となっていて、なんかそのへんのあんまりカッチリしすぎないところに海外っぽさを感じたりしました。英語のリスニングは話者によりけりでまだまだですが数年前に比べるとだいぶ聞き取れるようになってきていて、自分の成長を感じました。次は英語でコミュニケーションもしないとね、ということで、そうせざるを得ない環境に自分を追い込んだりもしたので来年は @sanemat さんばりに海外勢と絡めるようになってることでしょう(ほんとか?)

改めて、 Team の皆さん、お疲れ様でした。すてきな時間・機会を作ってくださって、ありがとうございました。

*1:少しでも見栄えを良くしたかったので。話す内容は元のプランと同じです。

*2:緊張して交感神経が活性化してたせいだと思いますが。