@kyanny's blog

私は天才ではありません。ただ、人より長く一つの事と付き合っていただけです - アインシュタイン

あなたにとっての「内輪」はどこまでですか

エンジニアの未来サミット、事後にずいぶんもめているなあ。パネラーの口からぞろぞろとダメだしが出ている。なんか実際にイベントに足を運んでない身からすると、事後のほうがかえって盛り上がってるんじゃないか、なんて思う。でもそれだけ注目されているってことでもある。

http://yoshiori.org/blog/2008/09/post_229.phpを読んでいくつか思ったこと。

まず、言及リンク貼って欲しいなと思う。もめ事をリアルタイムで追える人ばかりがブログのエントリを見るわけじゃない。内容が感情的で過激なぶん、話の流れが見えないと読み手が受ける印象も極端になってしまう。極端に好意的に「そうだそうだ行動しない奴の口なんて縫っちまえ!」となるか、逆に反発を覚えるか。俺は後者だったというわけだ。

次に、もめ事の焦点になっている「内輪」について。本文中程に、「わたしはこうやってエンジニアの未来サミットのパネラーになりました」の経緯が書いてあるが、

コネも何もつかってない。
blog も Twitter も世間に公開されてるものだ。
僕じゃなくても誰でも出来る。

本気で「誰でもできる」と思ってんのか??と思った。 Twitter で関係者とやり取り、なんて、そういうのを普段やってない身からするともう、その Twitter で繋がってる範囲全部内輪じゃん、って感じてしまう。

あなたにとっての「内輪」はどこまでですか、とタイトルに書いた。内輪の話が問題になってトラブルが起きたときは、まず自分自身にとっての「内輪」はどこまでなのか、具体的に言うと誰それさんまでは「内輪、身内」だと思っているのか、そういうのをちゃんとわかるようにしないと話が通じないと思う。

さっき書いたように、俺には Twitter のウェブ系エンジニアクラスタ周辺は全部内輪に見える。これは決して大げさな表現ではないと思う(いや本音ではさすがに内輪と呼ぶには広すぎるよなーと思っているけど)。 Twitter なんて知らない、アカウント持ってない、そういう内輪の外側にいる人たちとだけ付き合って生きていくことは俺にだって超余裕でできるし、たぶん日本の IT 業界人の大多数はそうやって生きてる。そういう人の中には、なんかインターネットの SNS みたいなもので仲良くやってる一部の人たちがいて、自分には意味がわからない話をして盛り上がってるけど、内輪ではウケているのだろうか、と感じる人も結構いるんじゃないだろうか。

そこで「じゃあお前も Twitter やって関係者を follow すればいいじゃん」ってのは、違うと思うんだ。それは内輪の中にいる人だから言えるんだ。そういう言葉は、「あれは内輪だ」と感じてしまう人たちには届かないんだ。そしてこれが一番言いたかったことだが、「IT 業界という内輪」なんて言うんだったら俺みたいに文句を言うだけの腐ったミカンもあなたにとって「内輪」だといえますか?「あなたこそ癌だ」となじった人のことも、同じ業界の人イコール内輪だと言えますか?それともあなたにとって、自分を変えず、黙ってもいられない人は IT 業界人ではないってことなのか?

そいつらも含めて全員の未来を明るくするために開くサミットでないのならば、内輪と揶揄されても構わない、同じ志を持った真の IT 業界人だけの未来を明るくしていこう、と開き直るくらいでいて欲しい。