@kyanny's blog

私は天才ではありません。ただ、人より長く一つの事と付き合っていただけです - アインシュタイン

人材ビジネス業界も大変だなと思った話

先週見知らぬ携帯電話の番号から電話がかかってきて、誰だろうと警戒しつつ出てみたらとある人材ビジネス会社を名乗る人からだった。「とある方から○×様のことを伺いまして是非とも一度お話だけでも」というやつで、一年に一回くらいのペースで飛び込み営業の電話がかかってくる。何ヶ月か前にもそういうのがあり、本当に話を聞くだけ聞いて(というのは嘘で、実際には1000円くらいするコーヒーを奢られたので話を聞いただけというのは不正確だ)、「レジュメをお送りください」というメールをアーカイブに突っ込んですっかりその話は忘れていたところだった。

やべーそのときと違う担当者?みたいだけど催促の電話かな、どうやってはぐらかそう、とか思っていたらどうも違う雰囲気で、「はあ」と「はい」を半々くらいの割合で相づちを打っていたら話が見えてきた。どうやら同僚やら知り合いを紹介してくれという内容らしい。紹介しようにも俺友達いないからなー、どうやってお引き取り願おう、と考えていたら「顧問契約」とか「謝礼金」とか、怪しげなキーワードが聞こえてきた。もともと、某匿名掲示板を中心に悪評が噂されている会社なので、あまりおつきあいしたくないかなーと思っていたのだが、カネの話をしだした時点ではっきり「あ、こりゃダメだわ」と思った。

どの業界でも大差ないとは思うが、人材ビジネスでは人と人との繋がりは特に大事なのだろうと思う。だから、直接自分らの顧客になりそうもない人であってもその先に繋がる未来の顧客への架け橋として、人と繋いでもらおうと考えるのは当然のことだし、そういう努力いは、場合によっては力になってあげたいと思うことだってある。その人と信頼関係が築けていれば。でも、カネで人脈を買おうというのは全然評価できない。それでは単なる名簿の売買、個人情報の切り売りだ。人と人を繋げる商売をしているなら、カネで買えるような安っぽい人脈なんかを頼りにするなよな、大金積まれたって紹介する気なんて起きやしないけど、「この人なら、こういう点で信頼がおけるから、あいつを紹介しても迷惑にはならんだろう」と思わせるくらいの心意気を見せてくれりゃいいのに、と思った。言葉にしなくても、みんなそういう繋がりの大事さというものは感覚でわかっているから、そこを無視したやり方をする件の企業は評判がよろしくないんだろうな、と思った。

まあ、先方からしてみれば「お前みたいに人間関係狭い奴に言われたくないよ!人脈は社会を走る血液よ?それがゼロってお前は脈が止まってるのと同じよ?お前はすでに死んでいる!アチャー!」みたいな感じなのだろうなー。