@kyanny's blog

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Shibuya.pm #15 に参加した

Shibuya Perl Mongersテクニカルトーク#15 に参加してきました。関係者の皆様、ありがとうございました。

今回は「教育」がメインテーマでした。個人的に教育にはもともと関心を抱いていたこともあり、普段以上に楽しみでした。そして今回のサプライズゲストは「初めてのPerl」他で知られる brian d foy さん。僕が初めて手に取った「初めてのPerl」は第二版なのでまだ彼の名は載ってないのですが、そうそうお目にかかる機会もないだろうということでやはり彼の著書である「マスタリングPerl」にサインをもらうつもりで持参しました。

スピーチの内容はほとんど聞き取れなかったのですが、一つ質問をさせていただきました。通訳をしていただいた弾さんありがとうございました。「Perl の教育ってどんな人たちが対象なの?」という趣旨の質問で、予想どおり企業の職業プログラマ相手やシステム管理者が多いという回答でしたが、牧さんの翻訳 tsuda りを眺めてたら「日曜プログラマ向けのオープンクラスみたいなのもやってて、そっちのほうが面白い人が来たりするね」というのは興味深いなと思いました。

そして休憩時間にサインをしてもらいました!

「サインをもらうときは最低、英語で自己紹介と何か一言いおう」と決めていて、今年の YAPC::Asia で Larry Wall にサインをもらったときも「2006 年の YAPC::Asia でもサインをもらって、そのとき一緒に写真も撮ったんですよ」とかつたない英語で言ったのですが、いざ本人を目の前にするとあがってしまってしどろもどろでした。なので今回は事前に言うことを考えて Google 翻訳で英文を推敲し、 iPhone にメモしておいてそれを見ながら喋りました。傍目には非常にこっけいな光景だったはずで、ものすごい棒読み発音で原稿を読み上げだしたら周囲から笑い声が聞こえてきたような気がしましたが、喋ってる自分はぜんぜん余裕なくてそれどころじゃなかったですwしかし苦肉の策というか、「かっこ悪くても、言いたいこと言えないよりはいいや」と思って使った iPhone メモがかえってよかったようで、僕が喋り終わったあとに brian さんが「いま読んでたそれを見せろ」というジェスチャーをしたので画面を見せ、おかげでほんの少しですが喋っただけよりも意思疎通ができた気がします。

brian さん以外の皆さんのお話もとても興味深いものでした。特に Yuumi3 さんのお話のなかで出てきた「教育というキャリア」という一言は印象に残りました。僕自身、ここ何年か、これから先の自分のキャリアパスとか、「5年後10年後に仕事あるんだろうか」なんてことを考えることが多くなってきたので、そういう道もあるんだなぁと思いました。とはいえ、教育を仕事にするのもまた狭き門だろうとは思いますが。 futomi さんのお話にあった「Perl で作られたプロダクトが目立つと裾野が広がるはず」という指摘はごもっともだと思いました。 perlcodesample さんのお話にあった「階段を一段ずつ上っていければいずれ高く登れるが、一段でも高い段があるとそこで止まってしまう」という比喩はわかりやすく、納得できました。

後半のセッションでは、 Yappo さんが最後に言っていた「僕らも Perl 環境をよくするためにいろいろやってるから、一緒にやろうよ」というのにちょっとジーンときました。あと koba04 さんの LT は YAPC 前夜祭に引き続きとても面白かったです。

Twitter での誰かの発言にもあったのですが、 Shibuya.pm は開催ごとに特色があるというか、 XS hacker をあつめたテクニカルな会もあれば、今回の教育のようにコードよりもその周辺を話題にする会もあり、企画が良いなぁと思います。人気の高いイベントなので競争率も高いですが、今後も継続して参加していきたいと思いました。

初めてのPerl 第5版

初めてのPerl 第5版

  • 作者: Randal L. Schwartz,Tom Phoenix,brian d foy,近藤嘉雪
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2009/10/26
  • メディア: 大型本
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マスタリングPerl

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