日本Ruby会議2011(7月16日〜18日)に参加しました。去年は惜しくも行きそびれたので、最初で最後の RubyKaigi でした。関係者の皆さん、ありがとうございました!
closing の動画、置いときますね。
以下、 Ruby とも RubyKaigi ともあまり関係ない個人的な感想しか書いてないので、 RubyKaigi の話が読みたいひとは http://b.hatena.ne.jp/t/rubykaigi2011 をクリックしてみよう!
ちゃんとやってるひとたちと、口先ばっかでやらないおれ
RubyKaigi の会期中にいろんな方とお会いして話をしていろいろ刺激を受けたのだけど、ちゃんとやってるひとたちと、口先ばっかでやらないおれの差を見せつけられてハッとした。英語だったり発表だったり、口先だけで「やりたい、やろうと思ってる、やろうと思ってたけど・・・」なんて言い続けて結果を出せてなくて、それでも心のどこかで「実際やれてるひとは特別」と思ってるところがあったんだけど、やると言って実際やってるひとたちを目の前にして、こうやって差がついていくのかとショックを受けた。
と、毎年大きなカンファレンスのあと日記に「来年こそ頑張る」とか書いて満足してたんだけど、いまはあの独特の恍惚感みたいなものが全然なくてただただ焦りを感じているので、どっちもなるべく明確な目標を立てる。英語については、今月中に英語学習を始めるための最初のアクションを起こす。英会話スクールの無料体験を試してみるか、オンライン英会話に申し込んでみるか、何にせよ「外国人コンプレックス」を克服して、 YAPC::Asia で外国人と英語でコミュニケーションするのを目標にする。発表も YAPC::Asia のトークや LT の募集が始まったら何かしら応募をする。
レガシーコードと向きあう
tDiary の話で「レガシーコードとどう向きあうか」という話があって、「レガシーコード改善ガイド」で紹介されていた手法のうち「仕様化テスト」が挙げられていて、これに勇気づけられた。自分がまさに Legacy Rails と呼んでいいコードと向きあってきて、テストの書き方もわからないまま手探りで取り組んできたとき、「見よう見まねでテストコードを書いてはみたものの、本当にこれでいいのだろうか?自分は本当に正しいことをやっているのだろうか?」と不安を感じることが何度もあった。そんなときに「レガシーコード改善ガイド」で「仕様化テスト」に触れられている部分を読んですごく救われたことがあり、それは「ああ、おれがやってきたことはまさにこれのことで、それは無意味なことなんかじゃなくてちゃんと名前をつけて価値を認めてくれるひとがいたんだ」と感動したのだが、それでも心のどこかで「とはいえみんな実はこんなことやっていないのでは?」という思いが頭をかすめる瞬間がないとは言えなかった。のだけど「ああ、おれ以外にも同じ道を歩いているひとがいた、おれは間違っていなかったんだ」と確認できたので、これからも頑張って向きあっていけるぞという気持ちになれた。
Ruby コミュニティと Perl コミュニティ
RubyKaigi に参加してこんなことを書くのもどうかと思うのだけど、両方のコミュニティを体験してみて改めて「おれは Perl のコミュニティが好きだ」と再確認した。 Ruby コミュニティと Perl コミュニティはけっこう、はっきりわかるくらい違っている。どちらもいいところがあり、優劣をつけるようなものでは当然、ないのだけど、 RubyKaigi とか Ruby コミュニティに強い思い入れをもっているひとたちが思いのたけをぶつけたりしているのを見れば見るほど、自分の原点は YAPC::Asia 2006 Tokyo だったんだなーという思いが強くなっていった。 Dis ったり悪乗りしたりしすぎるところはやだなーと思うこともあるけど、でも自分にとって一番特別なのはあそこなんだ、という気持ちを思い出せた。
なんとそのときの動画がまだインターネットにあった。音声聞き取りづらいけど、あのときの感動とか、会場をあとにして帰る道すがらのこととかを思い出す。
- http://www.archive.org/details/YAPCAsia2006TokyoWelcome
- require Dan::Kogai; っていうやつ
- http://www.archive.org/details/YAPCAsia2006TokyoWrapup
- one of 8 volunteers だったおれはホールの一番後ろのでかい扉の横にいて汗まみれでこれを聞いていた
Ruby コミュニティはとてもよいと思うし、すてきな仲間もできた。 shibuyarblunch はこれからも続けていくつもりだし、 Ruby コミュニティにも今まで以上に参加していきたいと思っている。それはそれで、でも Perl Monger でもあり続けたいなーと強く強く感じている。