@kyanny's blog

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雑談

開発プロセスを整備していくことは、究極的には「製造」の安定化を目指していくことである。思想的に

変化や不確定な未来に対して柔軟に対応するためには、まず開発者自身が変化や未来に適応できる柔軟さを、精神的にも実際の動き方としても備えていなければならないはず

しかし安定した製造による精度の高い計画が変化や未来に脅かされないように、不確定要素を吸収することを、仕組みで解決しようとすると、開発プロセスを厳密化していきましょうということになり、どんどん重厚で複雑な手続きとなっていく

プロセスが過度に洗練されることで、人間が都度状況判断していく必要が減り、また推奨もされなくなるので、やらなくなり、できなくなり、応用力の衰えを補うためにさらにプロセスの洗練で解決しようとする、という悪循環がうまれる(かつてこれと似たような事象に「お願いします脳の恐怖」と名付けた)

自分たちが仕事をしやすくするために始めたプロセス改善だったはずなのに、やればやるほど自分たちの能力を衰えさせ、自分たちの自由度を縛っていき、創造的な仕事をする人間ではなく工業的な生産製造に徹する歯車のように仕向けていく

そういう矛盾を感じるんですよねーっていう雑談をした。おれなら計画通りに生産する楽で退屈な仕事なんかよりは、混沌としていて無茶なくらい大変な仕事のほうがやりたい。どうみたってそっちのほうが楽しいに決まっている。