@kyanny's blog

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カルチャーフィット面接は対策してはいけない

とあるヘッドハンターからのメールに特徴的なプロジェクト事例が記載されていたが調べてもそれらしい企業がヒットせず興味をそそられたので電話で話を聞いてみた。

その企業・ポジションは聞けばなるほど確かにという感じだったのだが、そのエージェントが「この企業はカルチャーフィット面接が難関でハイスペック人材でもバンバン落ちる、弊社はこの企業に百数十名送り込んできた実績と面接対策のノウハウがある、入試と同じで対策は必須、弊社がアドバイスすれば入社にコミットできる」と押しまくるので唖然としてしまった。

カルチャーフィット面接は対策してはいけない。自分を偽って入社して、フィットしなかったらどうするのか。このエージェントはクライアント企業がカルチャーフィット面接を重視している理由を全く理解できていない。思わず詰め気味に「御社の対策のおかげで大量に入社したエンジニアが何十パーセントを占めるその企業のカルチャーは一体どうなっているのか」と問いただしてしまった。それに対する返答も「皆さん満足している、離職者も少ない」と、的外れだった。全員が高待遇を手放したくなくて仮面をかぶっているだけではないとどうしていえる?

その企業への印象は良くも悪くもなかったが、こんなエージェントを使って大量採用しているようでは内情も推して知るべきだなと、エージェント会社につられて企業への印象も悪くなってしまった。採用する企業にとっても応募者にとっても、入社はゴールではなくスタートだ。両者を繋ぐ転職エージェント・ヘッドハンターだけが入社をゴールとしていては、良い採用は行えない。