@kyanny's blog

商品にならぬ技術は役に立たない - トーマス・エジソン

「人手が足りないので人手を増やした結果、分担できるようになって負担は減ったがサイロ化と官僚化が進み、なんとなくカバーされていた境界線上が隙間だらけになってさらに人手が必要になり、終わりがない」という苦い失敗経験。

どうしてこうなった、に二つ心当たりがあり、

  1. 「単一障害点は悪である」という価値観にこだわりすぎた。これは自分の落ち度。
  2. 戦線を拡大しすぎた。正確には、もともと(自分たちの戦力に比べて)広すぎる戦線を支えていた部隊のあとを引き継ぐときに不用意すぎた。自分の意思ではなかったので落ち度ではない(不可抗力だったので誰の落ち度でもないが)

どちらも「次は失敗しません」と言うのは難しい。

  • 「単一障害点は悪である」は真だ。これは譲れない。しかし冗長化の先にあるのは「空虚な健全さ」だった。なんたるディストピア。それでも「やり方が悪かっただけ」と思いたい、が、うまくやれる気はしない。
  • 戦線拡大はほとんどの場合、宿命みたいなものだろう。よほど例外的な立ち位置にいない限り、抗えないと思う。戦線拡大と兵站整備の速度比をコントロールせよという話、なのか?どちらも相当にアンコントローラブルじゃないのか。

結論、「そういうことを考えずに済むポジショニングを(個人として)する」を、要は逃げだけど、着地点とするくらいしかない。