CEO 交代からずっと伝えられてきた「基本に立ち返る」改善を経て、ついに Evernote アプリの新バージョンがリリースされた。
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ベータプログラムに参加申し込みしていて、招待メールも受け取っていたけど、時間のある時にやろうと開封を後回しにしていたら招待リンクの有効期限が過ぎてしまって参加し損ねたのだった。もったいないことをした。
新バージョンの感想
- 動作は速くなった。特にノートを開くとき。以前は内容の多寡に関わらずタップして数秒待たされたのが、いまは一秒以内に表示される感じ。検索も速い
- ただし、おそらく Web 版との同一化の副産物だと思うが、挙動がいかにも Web アプリっぽい感じになった(画面描画時のリフレッシュされる感じとか)。どの技術で作られているのか気になる
- UI はまだ粗さがめにつく。文言のレイアウトや余白がずれてたりとか
- そして UI も、先入観があるせいかもしれないが、やはり Web アプリにありがちな薄っぺらさがみられて少し残念
- 象は生まれ変わって戻ってきたのです。 思わず原文ブログのほうの表記を確認した
余談
正直これで復権するとは思えないが*1、 二度の CEO 交代を経て復活を目指す Evernote であるにもかかわらず、やっぱりおれの中では「フィルリービンの会社」という印象が薄れない。
なぜここまではっきり覚えてしまっているのかよくわからないが、さぞかしカリスマな経営者なのだろうなという予感がする。暴君でもありそうだけど、たぶんおれはああいうパッションあふれるビジョナリーにめっぽう弱いのだろう。機会があれば(ないとは思うが)彼の下で働いてみたいのもだ。
*1:Notion のことを言っているわけではなく、 Evernote のコンセプト自体がマニアックに留まるのではないかという話