■ - @kyanny's blog

はてなブログの Related Entry で十年前のエントリを読んだ。

現在の自分からすると「ありえねー」としか思えないような未来がくる可能性は十分にあるので、いまおれが心の中で「将来こういう風になっていたい、けどいまのおれからしたらありえねー」と思っていることだって実現する可能性は案外低くないのかもしれない。という希望だけでも抱いておけば望む未来に近づけるはずだ。

この十年も、十年前は想像しなかったことを経験した。スタートアップに転職することも、海外出張に行くことも、会社が買収されることも、管理職になることも、別の難病に罹ることも、GitHub で働くことも（GitHubber への憧れが最高潮だったのは八年前だが）。

未来は思い描いた通りにはならないし、思ってもみなかった出来事も起こる。しかし、想像したことは現実になりうるし、想像しないよりは想像した方が実現に近づける手応えも感じている。だからぼんやりとでも、十年後のありたい自分について考えることは、それが単なる妄想に過ぎなくとも、やる価値がある。

願わくば次の十年も、想像すらしなかったような経験ができる人生であってほしい。そのほうが断然、面白いと思うから。