@kyanny's blog

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2020年を振り返る

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年末恒例の。と思ったら昨年と一昨年は書いていなかった。一昨年は入院していたからで、去年は妻の実家で過ごしていたので書くタイミングを逸した(のと、もう仕事で疲れ果てて書く気力もなかった)。

仕事

転職した。

Quipper を辞めたのは、自分で想像していたよりも喪失感が強かった。あのまま居続けても自分が潰れてしまっただろうから辞めたのは間違いではなかったが、その後の話を聞くにつれ、残念な想いが募った。

七月からカンムでソフトウェアエンジニアとして働き始めた。バンドルカードのバックエンド開発をしている。十年近く Ruby と Rails で仕事をしてきたが、 Go と Python (Django) に技術スタックが様変わりした。

Go は静的型付言語用のモダンな IDE の強力さを初めて目の当たりにして、なるほどこれは型が流行るわけだ、と納得した。 Python は Ruby に慣れた身にはどうもセンスが合わなかった。 Django は Django admin の優秀さに感心した。 Go も Python も勢いがある言語なので、仕事で使う機会を得られて良かった。

今回の転職のテーマは「プレイヤーに戻りたい」だった。裏を返せば、「自分はまだプレイヤーとして通用するのか?」という問いの答えを探していた。半年経って、どうやらその答えは「イエス」だったようだ。能力も情熱も、おれまだまだやれるじゃん、とそれなりに自信を持っていえると確認できた。

今回の転職は、いろいろ自分の価値観について見つめ直す機会になった。自分にとって大事なものは何か、普段からブログを書くことを通じて十分内省しているから良く知っていると思っていたが、案外わかっていないものだな、という気付きがあった。特筆すべきはリモートワーク(在宅勤務)に適応できたこと。自律できる気がしないからと否定的だったが、必要に迫られればできるもんだな、と。

仕事についてはいろいろ振り返ったり、報告したりすることがあるが、また適当なタイミングに改めて。

生活

2020年は新型コロナウィルス感染症の世界的な流行の年として歴史に刻まれるのだろう。自分の身の回りでは、自分自身・家族・近親者などの中に感染者は出なかった。元々引きこもり気味だったので巣篭もり生活はそこまで苦痛でもなかったが、自宅で仕事をする環境は整わずじまいだった。自分が日中ずっと部屋にいて仕事をしてるぶん、家族には負担をかけてしまったと思う。来年以降も同様の状況が続くことになるので、住空間については真剣に考えたい。

今年のハイライトとして、人に懐かず粗相の癖があった三毛猫がずいぶん人に慣れてくれて、気分の良い時は抱っこもさせてくれるようになった。粗相の頻度もずいぶん減った。ストレスなのかたまにハゲができることがあるのが気がかりだけど、元気いっぱいなのでとても可愛い。逆に先住猫の方が少しストレスを感じているのか、三毛猫にシャーをしたり抱っこの時嫌がって鳴いたりすることが少し増えた。これも部屋が狭いのが根本原因なので、早めに手を打ちたい。

秋頃までは月に二、三度ジムで汗を流していたが、冬になって行かなくなってしまった。コロナの件もあって行きづらいが、また暖かくなる頃にはちゃんと再開したい。動かない生活のせいもあり、体重は順調に増えて生涯レコードを更新し続けてしまっているので、本当にちゃんと運動を習慣にしないといけない。

病気

体調はとても良かった。エンタイビオは良く効いている。病院内で使うような大きな薬ケースのおかげで薬も昔に比べればだいぶちゃんと飲めた。各種検査の結果も良好で、病気で苦しんだ二年前と比べると良い年だった。来年は厄年なので、体調には一層気を付けたい。睡眠が不規則・短くなりがちで、週末に寝溜めする癖が治らないので、そこら辺をどうにかしたい。

ブログ

実にたくさん書いた。2020年はこの記事をのぞいて417エントリ書いたらしい。仕事を通じて知ったこと、疑問に思ったことなどを、些細なことでも少し調べて少しまとめて書き残すようにしたら、年間の記事数が過去最高だった。ただ、去年までと違って、こういう風に自分の想い・考えをつらつらと書くのはずいぶん減って、内なる言葉を外に出すことは少し苦手になった。この文章も、どうも調子が出ないな、と思いながらどうにか書いている。

その他

本はそこそこ読んだ気がするが、技術書を全然読まなくなってしまったので来年は興味を持てるテーマの技術書を計画的に読みたい。映画はたくさん観た。課外活動の類は、コロナもあったのでほぼ皆無。

総括

毎日の変化には乏しく、あっという間に過ぎ去った一年だったけど、来年に繋がる、そして人生・キャリアの大きな変化に繋がる年でもあった。来年は今年以上に大事な一年になるので、気を引き締めて頑張りたい。

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